デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

フーパーというカテゴリー。 遺体安置室-死霊のめざめ-

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ゾンビらしき人たちが出てきますが、人肉には興味無し。

カビのような寄生体が出てきますが最後まで正体不明。

ボスキャラと思しき存在も幽霊なのか寄生体なのか単に長生きしているだけなのか。

明らかにオッパイ要員な女が複数いるのにエロは無し。

景気良く人は死にますがグロも無ければゴアも無し。

最早カテゴライズ不能フーパーというジャンル映画(もしくはタチの悪い冗談)であるとしか…。

「遺体安置室-死霊のめざめ-」(2005年/トビー・フーパー監督)

昨日に続いてフーパー特集(?)。

カリフォルニアの田舎町で葬儀屋を営むことになったドイル一家。

居抜きの建物(葬儀場兼住居。目の前墓地)はいわくありげ…ってかいわくまみれな不良物件。

得体の知れない謎の菌、格子で覆われた窓。家自体は“凄くいい感じ”。

調理器具を“キッチン用”と“死体用”に分別するシーンは笑いました。

で、面子と状況が整った所で観客完全放置な独走態勢突入。実にどっちつかずのホラー的展開になるのですが、おーい、フーパー、どこに向かって走ってるんだ! 嗚呼、もう見えねえや…。

禍々しく混沌とした不条理な(つまらないとも言う)フーパーというジャンル映画。

あ、この葬儀屋母ちゃん(デニース・クロスビー)って、「ペット・セメタリー」の奥さんか。墓地に縁があるんだなあ(ってか老けたなあ)。

娘役のステファニー・パットンがベリッシモ・キュート。彼女がいなかったら、あと2ランクは評価が落ちたと思います。