デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

脱力対決? 紙兎ロペvsルパンしゃんしぇい

イメージ 1高校の先輩と後輩がただダベる。それだけ。中身なんてありません。バス停とかで耳を澄ませていればいくらでも聞こえてくるく~だらない会話。

違いは喋っているのが紙の兎と紙のリスという事くらい。ローテンション脱力系ゆるアニメ。

「紙兎ロペ」(2009年6月~/内山勇士監督)

TOHOシネマズ57劇場で全ての劇場作品のCMタイムに上映された短編(1本約2分半)アニメ。

東京都葛飾区という設定の下町で、地元高校2年生の紙兎ロペと紙リス、アキラ先輩との間で繰り広げられるゆっるゆるな会話のみで成り立っています。

「え、マジっすか?」が口癖のロペと傍若無人なアキラ先輩。

主なダベリ場は駄菓子屋林商店。ここの親父が登場する「ガチャガチャ編」は結構お気に入りです。

■ガチャガチャ編:スーパースーパーポールが出るはずのガチャガチャなのにお子様ランチについてくる国旗(しかも英国)が出てきたので、アキラ先輩が林商店の親父にクレームを入れるも煙にまかれてしまう。

シリーズの中では動き(展開)のあるエピソードです(ま、後は推して知るべしって事で)。

DVDも発売されていますが画質イマイチ×割高であまりお薦めできません。Youtubeであらかた観れますので、興味のある方はまずwebを覗いてみてください(DVD未収録のweb限定版なんてのもあります)。

一部を除いてキャラの声を担当しているのも監督の内山氏。となるとこの手の先達、FROGMAN氏の動向が気になる所ですが、12月に新作が発表されるそうです。

ルパンしゃんしぇい(2012年/FROGMAN監督)

短編のオムニバスのようで、分かっているタイトルは「進撃のルパン」「となりのルパン」「ようかい人間ルパン」「田舎で盗もう!」。

馬鹿ですねえ。外すととんでもない事になる危険性を孕んでいますが(ちょっと地雷の匂いがしないでもない)、期待して待ちましょう。

紙兎ロペの劇場版「紙兎ロペ つか、夏休みラスイチってマジっすか!?」のDVDは11月23日、「ルパンしゃんしぇい」は12月19日発売。