デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

世界観が違い過ぎないか? ネオ・ウルトラQ/洗濯の日

イメージ 1確か先週は、怪獣であるというだけで、「殺せ!」「守れ!」と世論が二極化する世界だったと思うのですが。

今回は、下町でクリーニング屋を営み、住民から慕われる怪獣のお話。

同じ脚本家が書いたにしちゃあ、世界観が違い過ぎないか?

「ネオ・ウルトラQ/第2話・洗濯の日」(2013年1月19日放送/田口清隆監督)

何でも綺麗にしてしまう怪獣ブレザレンは下町の人気者。特にクリーニングは新品同様と皆大喜び。

これ、レギュラー・メンバーが顔を出さなければ「カネゴンの繭」の様な番外編(もしくはパラレル・ワールド)って事で説明可能なのですが、しっかり出ているんですね。

「育てよ!カメ」にも万城目たちは出ていましたが、今回はあそこまでファンタジーではありません。

過去のウルトラシリーズには、メインライターがいて、世界観が崩れないようしっかりガードしていました。

ウルトラマン」「ウルトラセブン」の金城哲夫、「帰ってきた」の上原正三、近年では「ティガ」の小中千昭

この枠の中で佐々木守が暴れ、実相寺が確信犯的に遊び、それがシリーズの多様性を生んできました。

本シリーズはいながききよたか氏がメインライターだと思いますが、どのような世界観を想定しているのでしょう。まさか、全てが連続性の無いパラレル・ワールド…なんて事はないでしょうね(一応、監修は大岡新一氏-円谷プロ代取-なのか)。

中身の話も少々。まず、ご町内の住人役、特に老人役の人の演技がびっくりするくらい下手。全員、ロケ先で現地調達したのかと思いました。

合点がいかないのは、皆、クリーニングの仕上がりが良い事を(涙を流さんばかりに)絶賛している事。なあ、クリーニングが綺麗に仕上がっているというだけでそんなにはしゃぐものか?

ガキの悪戯で、ブレザレンがある老人の信頼を失ってしまう、とか最も観たくない展開です(しかも絶対汚しちゃいけない品物を)。

M-1号を意識したかのようなラストも、狙い過ぎでちょっとあざとい。

こういう御伽噺で現実的な問題を気にかけるのは無粋の極みだとは思うのですが、どうしても「伝票書かないで品物の仕分けが出来る訳ないじゃん!」という思いが払拭できず。

今回は宮内國郎氏のアレンジ・スコアと、極太ゴシックによるテロップのおかげで雰囲気だけは物凄くウルトラQしていましたが、やっぱり何かが違う…。


※時に先週末あたりからアクセス数が妙な伸びを見せているのですが、誰かF5連打とかしてません?