デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

腐女子満開。 這いよれ!ニャル子さんW/恋愛の才能

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「あぁ、世界の全てが腐って見えるぅ!」

第1話で登場した瞬間、ニャル子とクー子のダブルキックに巻き込まれ“生体反応消失”した“やおい同人誌作家”(宇宙サークル四天王のひとり)ツル子が復活。

例によってアニパロの絨毯爆撃でしたが、“腐女子”というキーワードで1本筋の通った回ではありました。

這いよれ!ニャル子さんW/第4話・恋愛の才能」(2013年4月29日放送/矢野孝典演出)

真尋を主人公にしたやおい本でヒットを飛ばしたツル子は隠れ真尋ファン。なんとか真尋に近づいてサインと握手と記念撮影を、と画策しますが引っ込み思案でままならず。

自分を鼓舞するムドラーが、

「好きな言葉は受けと責め。好きな数字は801(や・お・い)。好きな台詞は『ホモの嫌いな女子なんていません』!」

ご丁寧にツル子の背景にはニャル子と同じ逢空万太ライトノベル「深川さんちのベルテイン」の主人公・深山琥太郎(女装男子)とベルテインがゲスト出演(写真上)。

ツル子の背後を通り過ぎただけにも関わらず、しっかりツル子は、

「今のはひょっとして“男の娘”?」と反応しています(すげー嗅覚)。

その後、暮井珠緒が友人から“女装癖のある幼馴染”に関する相談電話を受けるシーンがあるという念の入れよう。

で、今回のもう一人の主役が暮井珠緒。

真尋の事が好きなのにニャル子の手前言い出せず、でもニャル子と真尋には恋愛成就してもらいたいとも思い、友人として後押しする複雑な立場。

前期10話「超時空の覇者」で珠緒と精神交換したイス香(イースの偉大なる種族)が、精神交換のアフターケアとして遠い未来から過去に向かって“幸せ電波”を送っているという、ハート・ウォーミングな(?)オチがついて幕。

同じく余市と精神交換したイス動(るぎ)も、余市に幸せ電波を送信するも、余市がそのフラグに全く気づかない“絶食男子”ぶりを発揮しているというのも妙に可笑しい。

実は私、こういう取り立てて事件らしい事件の起きないまったりした回が結構好きだったりします。

EDの珠緒ソング「嫌いなワケLychee」も高揚感満開。

さあて、次回はいよいよクー音姉さんが登場。変態度では全キャラ中トップかもしれないので期待大です。