『妹だから。この子達は私の妹だから。ただ、それだけよ。…もう、一人も死なせやしない!』
何故、人形を庇う?というアクセラレータの問いかけに答える御坂。その声に反応して血の海から立ち上がる上条。
“妹達編”堂々の完結です。
「とある科学の超電磁砲S/第16話・姉妹」(2013年7月27日放送/カサヰケンイチ演出)
学園都市最弱の男・上条当麻の弓を引く右ストレートが遂に最強の男を粉砕(キメ台詞は「禁書目録」と一緒でしたね)。
同時に御坂の心に完全無欠の上条フラグが!(ついでにミサカ妹にも)
アクセラレータとの戦いを引っ張らずに、御坂-上条、御坂-ミサカ妹の後日談に時間を割いたのは大正解。
『確かに彼女は年齢にそぐわない幼稚な趣味で、ガサツで短気で喧嘩っ早くて、そのくせ好きなものを好きとも言えない天邪鬼ですが、ミサカのために命も捨てようとした困った姉です』
公園で遊ぶ幼い姉妹に『姉と言うものは妹のわがままを聞く義務があるのですよ』と洗脳するミサカ。
『リストラです。無職です。絶賛路頭に迷い中です。だから、ミサカにも生きる意味を見出せるようこれからも一緒に探すのを付き合ってください。とミサカは精一杯のわがままを言います』
殺されるために生まれたのに、アクセラレータのレベル6シフト計画が中止になったため、存在意義を見失ったミサカ妹のお願いに「うん。よろしく」と小さく応える姉・御坂。
特別ゲストで入院中の当麻を見舞うインデックスの姿が(顔は映らない)。心配して来たのかと思いきや、
『ひもじい思いをしている同居人が日増しに凶暴になってくるしな…』
入院費+特殊な事情で繰り上げ退院を決めた上条。相当かじられたんでしょうね、頭。
『またな、御坂』
手作りクッキーは渡せず仕舞い。でも初めて名前で呼んでもらった御坂は、黒子が狼狽するほどのデレ顔に(画面には映りませんでしたが、見たかったなあ)。
ガチャガチャで“ゲコ太バッジ”を(恐らく1発で)引き当てたミサカ妹(10032号)。まずはお姉様の模倣から、という事でしょうか。やがてシスターズの間にも個体差が生まれ、個性を獲得していくわけですが…。
今後の展開に含みを持たせつつ、きっちりオチをつけた素晴らしい幕引きの回だったと思います。
次回はほのぼの回のようですね。何と私服姿のフレンダが(写真一番下)。この急緩がレールガンの魅力。期待しています。