泣いて叫んでハンジ・ゾエ。 進撃の巨人♯15・特別作戦班
「うあああああああああ!」
「分隊長、あなたが叫ぶ必要は…」
「これが叫ばずにいられるか! ビーンがこんなに痛がっているんだぞ!」
捕縛した巨人の眼に槍突き刺してグリグリしながら巨人の代わりに絶叫する巨人フェチ、ハンジ・ゾエ分隊長。
変態です。はい。
「進撃の巨人/第15話・特別作戦班-反撃前夜◆檗廖2013年7月23日BS11放送/福本潔演出)
保釈(調査兵団預かり)となったエレン。身元引受人はリヴァイ兵長。
リヴァイによって集められた特別作戦班(通称リヴァイ班)の面々は腕に覚えあり、なエレン護衛人兼エレン処分人。
リヴァイ班最初のお仕事は当面の根城となる旧調査兵団本部の大掃除。
潔癖症リヴァイのエプロン姿にほんわかし、箒を持ったペドラに萌え、舌噛み男オルオに呆れ、まったりとした時間を堪能しているところに真打ち登場!
鈍く光る眼鏡の向こうは見知らぬ世界。変態さん、いらっしゃい。私の名前はハンジ・ゾエ。巨人の研究こそ我が使命。
相手が巨人だから誰も咎めませんが、やっている事はヨーゼフ・メンゲレや石井四郎と大して変わりありません。
捕縛した2体の巨人にハンジがつけた名前はソニーとビーン。
原作ではただ名づけただけでしたが、アニメでは命名の由来をきちんと説明。単なる尺稼ぎかもしれませんが、ハンジのキャラを深堀りするナイスなアドリブ(?)でした。
ネタ元になったのは、アレクサンダー・ソニー・ビーン。
15世紀の初頭(←諸説あり)、スコットランドに存在した食人一家のビッグダディです。
ソニーと妻(共に絶倫)、その息子8人、娘6人、こいつらが順列組み合わせで相姦して作った孫息子18人、孫娘14人の総勢48人の大家族。
彼らは四半世紀に渡って旅人を襲っては喰っておりました(犠牲者の数は30人とも300人とも)。
ジェイムズ1世によって召し捕られた一家は当然死刑(裁判無し)。男は斧で四肢を叩っ斬られて死ぬまで放置、女は火あぶりにされたんだとか。
つまりハンジさんの説明はほぼ史実だったわけですね(←文献が1冊しかないので伝説という意見もあり)。学があります、ハンジさん。
しかし、調子こいてエレンに夜通し巨人語りしている間に何者かがソニーとビーンを殺害!
「うあああああああ!」
ハンジさん号泣。あたしのソニーがぁ、あたしのビーンがぁ!
「君には何が見える? 敵は何だと思う?」
呆然とするエレンの耳元で囁くエルヴィン団長。その真意は?
いい引きだなぁと思ったらエンドカード(写真一番下)でまたほんわか。急緩自在です。