
「どうしよう…あのね葉月、お姉ちゃんね、もうどうしようもないくらい人の事好きになっちゃったかも…」
まさか、バカテスで泣かされるとはなぁ。
「バカとテストと召喚獣 にっ![北米版BD-BOX]」(2011年7月-9月/大沼心監督)
先般ご紹介した第1期の続編です。
時系列が進んでいるという意味では続編で間違いないのですが、主要キャラの過去の経緯を丁寧に拾っているという意味で1期を補完するプリクエルな位置づけでもあります。
メインヒロインのひとり島田美波の妹・葉月が主人公・吉井明久を“未来のお婿さん”と慕う理由、明久が“観察処分者”に指名された理由など、1期では語られなかった事実がぽつり、ぽつりと。
どちらのエピも背景にいたのは島田美波。
「第8話/ウチと日本と知らない言葉」
遡ること1年。ドイツからの帰国子女である島田美波は日本語がよく分からないためクラスで孤立。
友達のできない彼女に唯一話しかけてきたのは…明久。でも、早口な日本語は美波の耳に届かず…。
めげずにアプローチを続ける明久の口から飛び出た謎の言葉。
「ちゅうぬぶどれぱどぶにいるもなみ」
何よ、それ。あたしをバカにしてるの? あたしはみなみよ、もなみじゃない。
もなみ…子供の頃、家族でフランスに行った時、耳にした事があるような…。
図書館に駆け込む美波。仏独辞典はなかったので、一旦英語に翻訳してからドイツ語へ。
発音から近しい単語を抜き出して並べ、英語へ、そしてドイツ語へ。浮き上がった言葉は、
“僕と友達になってください”
きっとあいつもこうやって調べたんだ…。知らない国の知らない言葉なのに。自分の国の古典にだって苦労しているのに。馬鹿なのに。
明久はバカだから、ドイツ語とフランス語を間違えて調べてしまったんですね。
ここで最初のフラグが立ち、1年後、明久の告白にも似た台詞を偶然聞いてしまった美波の心に完全無欠の恋愛フラグが。
因みに、美波の妹・葉月が明久を慕うのは、葉月が元気のない姉を慰めるために欲しがっていたぬいぐるみ(25,000円!)を明久が買ってあげたため。
明久が観察処分者になったのは、このぬいぐるみを買うために鉄人(Fクラス担任)の私物古書をただの古本と思って売り飛ばして(その再しっかり学生証提示)しまったため。
本人は気づいていませんが、全部美波のためにやったことだったんですね。