デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

俺が法だ! vs 俺が掟だ! ジャッジ・ドレッド[1995]

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『あなたたちそっくりだわ』

確かに同じ遺伝子を持つという設定なのだから、似ていても不思議ではない…不思議ではないが、やっぱり、シルベスター・スタローンアーマンド・アサンテは似ていないと思うぞ。

 

ジャッジ・ドレッド
(1995年/ダニー・キャノン監督)


先日はリメイク版をご紹介しましたが、今回はオリジナル。

近未来の人口過密都市メガシティ1で法の番人として捜査・陪審・判決・執行を兼務するジャッジ、中でもナンバーワンと言われるドレッドの大活躍、という基本骨子はリメイク版と一緒。

無駄に金掛けている分、メガシティ1のビジュアルは圧巻。

ブレードランナー」と「スターウォーズ」の影響丸被りですが、これはこれで大作気分が味わえるのでOKです。

逆にイタかったのがジャッジのコスチューム。

キンキラキンで軽量感バツグン…何かショッピングセンターでジャッジ・ドレッド変身キット”として売っていそうな…。

折角カメラが足元からゆっくりパンアップしてタメているのに見事に台無し(笑)。

お話はかつて有能なジャッジを人為的に量産しようとし凍結されたヤヌス計画を巡る攻防戦。

当時最も有能なジャッジと呼ばれたファーゴ長官(マックス・フォン・シドー)のDNAから生まれた二人のジャッジ。

ひとりは法の番人ドレッド(スタローン)、もうひとりは殺人犯としてドレッドに裁かれたリコ(アーマンド・アサンテ)。

ファーゴを追放してヤヌス計画復活を企むグリフィン(ユルゲン・プロフノウ)。

紅一点、ジャッジ・ハーシーにダイアン・レイン

結構凄い面子です。

“I Am The Law”vs“I The Jury”。原作はイギリス、舞台はアメリカ、役者はWイタ公にドイツ、アメリカ、スウェーデン

まとめると“無国籍アクション”って事でいいのかな。

音声認識機能で、発射する弾が変えられるジャッジ専用処刑銃ロウギバー(写真3枚目。リメイク版でも活躍)、リコが操るスタンドアローンな戦闘ロボ(写真一番下)がナイスです。

 

★リメイク版はこちら。