まさかの暗部。 とある科学の超電磁砲S♯21闇
「当時、その研究には“暗部”が関わっていたんだね」
「暗部?」
「学園都市にはその存在を知られず、アンチスキルさえ手を出せない闇の組織がいくつかある。もしも、あの娘を救いたいと思うなら、闇と向き合う覚悟が必要となるだろう。君にその覚悟があるかね?」
終盤エピも残り3話という所でまさかの“暗部”。
コンプレックス嫌味メガネ集団という小物過ぎる敵キャラを嘆いていたら、デカ過ぎる黒幕出現。
一気にスケールアップして俄然面白くなりましたが、色んな意味でマズくないか、これ。
「とある科学の超電磁砲S/第21話・闇」(2013年9月6日放送)
謎のパワードスーツに襲われた直後、高熱を発して意識不明となったフェブリ。
診察をしたカエル顔の医師は御坂(だけ)に告げます ― 彼女は人間ではない、と(ここまでが20話)。
人口的に作った? フェブリを? 一体誰が、何の目的で…。
訝る御坂にカエル医師は博識を披露。何年か前に科学的に人間を作る研究が行われていた…そこには“暗部”が関わっていた…。
更に衝撃の診断。フェブリは新陳代謝を繰り返すたびに体内に毒素を排出、一定量を超えると死んでしまう。中和しているのはチュッパチャッ…じゃなくて謎の飴。
あの飴を舐め続けていないと死んでしまう?!
フェブリを治せるのはフェブリを作ったものだけ。それは誰?
同じ病院で治療を受けているミサカ妹(10032号)がフェブリと接触。灰色の脳細胞が名推理を弾き出します。
フェブリの知識には偏り方に一定のパターンがあり、これはテスタメントによる学習の初期状態に似ている。そのパターンの類似性から考え、プログラムを考えたのはミサカの時と同一人物ではないか。
シスターズの時と同一人物? …布束砥信!(御坂の脳内では「あのジト目…」)
「あの人はミサカにミルクティの味を教えてくれました。できるならもう一度お会いしてお礼を言いたいです」
またしても一人で全てを抱えて突っ走ろうとする御坂。
引き止めたのは婚后光子の一言。
「楽しいことも怖いことも共に分かち合うのが本当のお友達なのに…」
今回のエピは婚后さん全力アゲです。そして、ダメ押しに黒子。
「もし、そのヤボ用にお手伝いが必要な時はいつでも仰ってくださいな。黒子はいつでもここにおりますの」
自分の進歩の無さを嘆き、黒子に状況説明をする御坂。頼られた悦びに全裸で抱きつく黒子。佐天、初春、婚后らも加わってチーム結成。
美しくかつ盛り上がる展開です。ただ相手が暗部ってのが、ちょっと…。
スキルアウトのようなゴロツキ集団とは訳が違います。暗殺・密殺・裏工作専門部隊ですよ。それも複数。相手悪すぎです。
もうひとつ、ここで御坂が胸襟を開いてしまうと、後の残骸(レムナント)エピの時と態度に矛盾が生じてしまいます(黒子の凄絶な覚悟とも)。
まあ、スピンオフだし限りなくパラレルに近い外伝と割り切れば問題無しなのでしょうが。
手掛かりの無いまま手詰まりになっていると再びカエル医師がテコ入れとばかりにハードルを上げにかかります。
フェブリの命はあと72時間!
ゲームはタイム・トライアルに突入。難易度上げたお詫びにカエル医師が特殊アイテムを進呈。
「暗部の事はその道に精通した人間に訊くのが一番早い。君が望むなら逢わせよう。相手は君も良く知っている人物だね」
厳重な監視の下、鉄の檻の中にその人物はおりました。
「へえ、久しぶりだわねぇ、実験動物ちゃん」
テレスティーナ・木原・ライフライン!!
くどい様だが、あと3回だぞ。風呂敷広げ過ぎていないか?! って来週アイテムの水着回なのか?! 3期狙いで畳まず逃げ切りか?!
善くも悪しくも目が離せなくなってしまいました。
※テレスティーナ・木原・ライフラインって誰だ?って人はこちら↓
「とある科学の超電磁砲/乱雑解放(ポルターガイスト)編」→2013年7月1日
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