デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

ラッセルじゃない(笑)。リブート版ロボコップ(の予告編)

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リブート版ロボコップの予告編が公開されました。

マーフィ役にラッセル・クロウの名前が上がった時はどうなることかと思いましたが、無事流れたようです。

アレックス・マーフィ役を射止めたのはジョエル・キナマン

はて、つい最近その名前を聞いたような…と思いましたら「ダーケストアワー/消滅」で、主人公らのアイデアをパクったスカイラーを演ってた人でした。

あの時は見せ場もないまま木っ端微塵になっていましたが、今回も爆弾事故で木っ端微塵。

事故後の様子見ると肉体欠損具合が甚だしく(写真一番上)、こういう映像をきちんと映す悪趣味さは好感が持てます。

2028年のデトロイト、多国籍複合企業オムニ社、軍事利用のロボット開発、爆弾テロで殉職しかけた刑事、などオリジナルの基本線はそれなりに踏襲しているようです。

ED-209もしっかり登場(写真3枚目。資料写真見るとちゃんと横っ腹に“ED-209”と書いてある)。

ちょいと丸みをおびたデザインのロボットがコマ撮りで動くところに愛嬌があったのですが、フルCGだと風情が無いですね。

マッチョなボディスーツがバットマンみたいだな、と思ったら競演がマイケル・キートン

どこにでも節操無く顔出すもんだからビッグスターなのに有難味が全く無いサミュエル・L・ジャクソンも。

銃がオート9ではなさそうなのと、“あの”テーマ曲が(少なくとも予告では)使われていないのはマイナス。

オリジナルは、あのテーマに乗って(銃の向きと顔の向きがズレているのに)オート9百発百中でバリバリ瞬殺していく所が堪らなく格好良かったのですが…。

今回は奥さんが全面に出てくるようなので、オリジナルのナンシー・アレンに相当する婦人警官はいなさそうです。

あまり真面目に作らず、適当にネジが緩むか弾け飛んでいる方が面白くなると思うのですが、予告の印象だと可も無く不可も無く…かなあ。

全米公開は2014年2月。

ロボコップ」(2014年/ジョゼ・パヂーリャ監督)

※予告を観たい人はこちら→http://www.youtube.com/watch?v=INmtQXUXez8

※参考:「無理だろ。 リメイク版ロボコップ候補にラッセル・クロウ
      →2012年2月11日
     「星降る夜に人体破砕。ダーケストアワー/消滅」→2013年8月30日