
いやあ、前回のきーちゃんネタが恥神経抉りまくりの重爆撃エピだったので、この程度の不幸は最早“心温まる”話に分類されてしまいます。
「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い/喪9・モテないし、夏が終わる」
(2013年9月3日放送/徳本善信演出)
何もないまま夏休みもあと1週間。最初にして最後の一大イベント、“優ちゃんと映画”が優ちゃんの都合で中止!(優ちゃんゼーレ化)
思い起こせば縁を切られる原因はいくらでも思いつく…どうしよう!
中止の理由は優ちゃんが急遽風邪で倒れた友達の代わりにバイト先に行かねばならなくなったため。
優ちゃんの誘いでバイト先のケーキ屋さんに足を運んだもこっちは自分のいる世界との隔絶っぷりに狼狽。私もお洒落な環境に身を置けば…。
そして妄想(まあ、いつもの奴です。ここ全部橘田さんのアドリブらしい)。
私もケーキ屋さんでバイトがしたい! おかーさん、知り合いにケーキ作っている人いない? いる?! やったぁ。
着いたところはケーキ屋さん、ではなく郊外のケーキ工場(モデルは不二家らしい)。
いや…確かにケーキだけど…さ。
キャップとマスクで顔を隠し、眼だけが強調されたもこっちはもはや日野日出志。妄想との落差を考えると、もこっち的には蟹工船だったかもしれませんね。
結局バイトは1日でリタイア。家でゴロゴロしているもこっちにおかーさんは風呂掃除・窓拭きと立て続けに労働発注。家庭内蟹工船(黒木家の風呂場って広いけど古風だな)。
もこっち溜まらず異議申し立て。すかさずおかーさん、巨神兵従えたオームの上で仁王立つ鬼神に早変わり…ってまたしてもジブリ。大丈夫なのか?
掃除も弁当作りも自分でやっている弟・智貴と比較されたもこっちは衝動的に弟急襲!
「てめえ、何自分の部屋の掃除なんかやってんだ! 脛齧れよ! それに料理なんか始めやがって! 家事好きなの?! ラノベの主人公気取りなの?! 女の子の気持ちに鈍感なの?! “何か言ったかい?”とか言っちゃうの?! 弟のくせに馬鹿にしやがってよ! 何が受験だよ! 掃除しろ、おらぁ!」
ブレの無いクズっぷりがいっそ清々しい。呆れた母は、
「もう手伝わなくていいから、せめてそこにある自分のものだけでも整理しなさい!」
あの野郎、なに事あるごとに姉より優れようとしてんの? ケンシ(ホー!)…ってそこは隠すんかい!?
散らかり放題散らかったものをいるものといらないものに分別…ってどう見ても全部ゴミやないか。
壊れたおもちゃ、鳴らないオカリナ、カスタネット…何カスタネット?と思う間もなく「♪うんたん、うんたん」(完コピだ!)。
ホント、期待を裏切らないなあ…。
弟・智貴の昔の文集発見! 作文のテーマは「私のおねえちゃん」。
もこっち、こんなにいい子だったのにどこで道を間違えてしまったのでしょう。
流星群にかけた願いは一応叶った。神様だって完全に見捨てたわけじゃない。
次週、いよいよ新学期。