デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

バラバラに、グチャグチャに…。 進撃の巨人♯21鉄槌

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「かかって来い! 刺し違えてでも倒す!」

「腕上げていられなくなるほど削いでやる! 肩周りの筋肉全部だ!」

「俺が最初から、こいつをぶっ殺しておけば!」

「俺がした選択で皆死んだ。俺のせいで皆が…。だけど、やっぱり…お前が悪い!」

「引きちぎってやる。この手が治ったら、バラバラに、グチャグチャに、細かくしてから…喰ってやる!」

「待って、エレン…行かないで…」

「エレンを…エレンを、返せえぇぇえ!!」

「どこにいたって、その女殺して、体中かっ捌いて、その汚い所から出してあげるから」

女型対リヴァイ班、女型対巨人エレン、そして女型対ミカサ。

ほぼ全編戦闘シーン。ジェリー・ゴールドスミスかよ!?な荘厳なコーラス。表情は感情。

ヒーローでもヒロインでもない無機質な死。ペトラの死に顔は天使。見下ろすリヴァイの諦観を繕った怒りと哀しみ。

仲間を死に急がせたエレンの自責。己に向けた刃をも怒りに転化した怒濤の肉弾戦。

女型が自らの拳を硬化させて放つナックル・パンチはまるでホセ・メンドーサコークスクリュー・パンチのよう。

うなじごとエレンを齧りだす女型。眼前でエレンを奪われたミカサの慟哭。

シリーズ屈指の高密度エピだったと思います。

進撃の巨人/第21話・鉄槌-第57回壁外調査ァ檗廖2013年9月1日放送/田中洋之他演出)

放送も残り僅か。果たしてどこまで話を進める気なのか。

次回、人類最強の男リヴァイとミカサが共闘。最強タッグの誕生です。