バラバラに、グチャグチャに…。 進撃の巨人♯21鉄槌
「かかって来い! 刺し違えてでも倒す!」
「腕上げていられなくなるほど削いでやる! 肩周りの筋肉全部だ!」
「俺が最初から、こいつをぶっ殺しておけば!」
「俺がした選択で皆死んだ。俺のせいで皆が…。だけど、やっぱり…お前が悪い!」
「引きちぎってやる。この手が治ったら、バラバラに、グチャグチャに、細かくしてから…喰ってやる!」
「待って、エレン…行かないで…」
「エレンを…エレンを、返せえぇぇえ!!」
「どこにいたって、その女殺して、体中かっ捌いて、その汚い所から出してあげるから」
女型対リヴァイ班、女型対巨人エレン、そして女型対ミカサ。
ほぼ全編戦闘シーン。ジェリー・ゴールドスミスかよ!?な荘厳なコーラス。表情は感情。
ヒーローでもヒロインでもない無機質な死。ペトラの死に顔は天使。見下ろすリヴァイの諦観を繕った怒りと哀しみ。
仲間を死に急がせたエレンの自責。己に向けた刃をも怒りに転化した怒濤の肉弾戦。
女型が自らの拳を硬化させて放つナックル・パンチはまるでホセ・メンドーサのコークスクリュー・パンチのよう。
うなじごとエレンを齧りだす女型。眼前でエレンを奪われたミカサの慟哭。
シリーズ屈指の高密度エピだったと思います。
「進撃の巨人/第21話・鉄槌-第57回壁外調査ァ檗廖2013年9月1日放送/田中洋之他演出)
放送も残り僅か。果たしてどこまで話を進める気なのか。
次回、人類最強の男リヴァイとミカサが共闘。最強タッグの誕生です。