デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

その名乗りは覚悟。 勇しぶ♯4

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「ラムディミア・ド・アクセィメモール! と私が名前にこだわるのは何でか分かるかや? 覚悟のあらわれなんだに。名乗ることで自分にアクセィメモール家に相応しい振る舞いを心がけているんだや。これ(制服)を着ている限り、私らもこの店に相応しくなきゃいかんだに。自分勝手に何をこさえてもいいってわけじゃないだで」

これ、このままローソンの従業員教育ビデオに使えるじゃないか。

儲けたな、新浪さん。

勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。/第4話・魔王の娘さんがコンビニで働くようです。」(2013年10月27日/江島泰男演出)

レオン王都店の隣のコンビニ、ローソンから人材支援依頼。

“お隣同士”の互助会的精神からフィノが1日助っ人としてローソンへ。

おでんの味付けが物足らないと、斬新なアレンジを試みるフィノ。

ソースどっぷり、隠し味は缶コーヒー。仕上げにケチャップ。見た目は完全に“悪魔の毒々おでん”ですが、食べてみるとあら不思議。美味しいじゃありませんか。

しかし、このおでんに駄目出しをするラム。

理由は「この店(ローソン)のおでんじゃない」から。

ここで冒頭に掲げた台詞に繋がるのですが、何かやたらと含蓄深い内容に聞こえるじゃありませんか。

名乗りは覚悟。人は名乗る事でその人になるんですねえ。

今回はただフィノがコンビニで働くだけでドラマらしいドラマは全くありませんでしたが、何故かほっこりとした気持ちになりました。