デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

プラント…か。 COPPELION♯3希望

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「君たちはそれで納得できるのか? 酷い人体実験をされたのに、何故、政府の操り人形になっているのかね?」

「私はただ、この目で見たかったんです。この街であの事故がなければ、うちらはこの世に生まれてなかった。だから、だからこんな所でも、うちらには縁のある土地なんです。一回も来たことがないのに街並みをぼーっと見ていると時々懐かしくなって…。もしかしたら、ここは私のふるさとなのかも」

前回は中途半端な人情話でお茶を濁された感じでしたが、3話でようやっとお話が回り始めました。

COPPELION/第3話・希望」(2013年10月18日放送/杉生裕一演出)

防護服無しには生きていけない旧首都に残っていた生存者。彼らに防護服(バリアスーツ)と水と空気と食料を供給していた“配達人”。

その正体は旧首都壊滅の原因となった“プラント”の設計技師・司馬伝次郎。

プラント…ね。そんなに禁忌なのか、原発って単語は。

荊ら一行は司馬と協力して所在不明になったあやめ婆さんを探すことに。

「助けてとくれ! カラスじゃ、大きな化けカラスが!」

あやめ婆さんが無線で叫んだ化けカラスの正体はB-2。すっきりくっきり視認できる“ステルス機”です(笑)。

まあ、見えないのはレーダー上の話ですが、もちっと誤魔化せよ(もしくは一発で見抜けよ)。

汚染物質を吐き出す“発生源”により、新たに発生した強汚染地域“ゾーン”。

諸悪の根源であるプラント製造を悔いる司馬。

「科学者なら胸張ってください! 皆が欲しがった、だから技術者が頑張ってその需要に応えた、何も間違ってない! あたしは、あたしは科学が好きです。だって、私のお母さんやもん」

実にいい台詞ですが、皆が何を欲しがり、科学者が何を作り、結果どうなったのかがビタ一文語られないので、感動ダダ滑りです。

何かを目撃したために拉致されそうになったあやめ婆さん。自衛隊訓練基地に着陸したB-2に奇襲をかける荊。

なあ、そんな小細工してまでパンツ見せたくないのか?(写真3枚目)。 防護服着ている人間が煙弾にむせるスチャラカ描写は許せても、頑なにパンチラを拒む姿勢は許容し難いぞ。

予告では傭兵部隊の組織名として“イエロー・ケーキ”という単語が。何だイエロー・ケーキはいいのか?

ようやくアクションの予感が…。