デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

リミッター解除! とある科学の超電磁砲S/最終回

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『あなたから頂いた心のかけらのお礼です』

アイテムの手に落ちたあの日、布束が19090号に仕込んだ希望のメッセージが実を結んでいた!

実に美しい伏線回収です。しかし、そんな感動の余韻に浸る間もなく、お話は全方位自分勝手な大団円へと光の速さで突き進み…。

最早、千手観音が北斗百烈拳を繰り出しても突っ込みきれないフリーダム・ワールドへ。

とある科学の超電磁砲S/第24話(最終回)・Eternal party」(2013年9月27日放送/長井龍雪・紺野直幸演出)

学究会会場で2万体の無人パワードスーツを迎え撃つレギュラー陣。

「たったそれだけの人数で何ができる?」と嘲笑うメガネ野郎でしたが、そこに全エリアのジャッジメントが大集結。

「この盾の印に賭けて、絶対に許しませんの!」

一方、御坂はジャーニーの信号に反応するフェブリを抱えて敵の本丸へ。

そこにも有象無象のパワードスーツがお出迎え…しましたが本気を出したレベル5の敵ではなく…。

形勢不利と見たメガネ野郎は、学究会会場にガトリング砲搭載の有人操縦マシンを、御坂にはメルトダウナー機能を装備した無人マシンを投入。

蹴散らされるジャッジメントたち。そこに現われたのは・・・婚后航空の汎用人型決戦兵器、じゃなくて変形式大型作業機械

『エカテリーナ2世号・改ですわ!』

先週、特車二課整備班・榊班長クリソツな“おやっさん”が出て来たので、もしやとは思いましたが、本当にレイバー出してきやがった!(写真1枚目)

操縦は佐天。「涙子いきまーす!」状態で、こりゃ一体何のアニメだ?

BGMに1期~OVA~2期で使ったOP総投入。メリハリがなくなるからちったぁ選べよ!

御坂の元には本家メルトダウナー・麦野見参!(写真2枚目)

『いいように使われてデータ取られるとか…みっともねえええええ!!』

巨神兵と化した麦野による怒りの火球が一瞬で敵を粉砕。その隙に敵陣に突入する御坂とフェブリ。

ねぇ、さっきのって…』
『ああいうのはね、目を合わせちゃダメなの!』

作戦失敗に自暴自棄になったメガネは、最終フェーズを起動。学園都市上空に5,000発のフィラメントを撒き散らし、ジャーニーの力を暴走させてAIM拡散力場の連鎖崩壊を引き起こし、街もろとも吹き飛ばす自爆テロ敢行。

フィラメントを詰め込んだミサイルの発射場所は…高度3万5千キロ…エンデュミオン!

先週、メガネのノートPCにエンデュミオンっぽい画像が映っていたので、もしやと思いましたが本当に…って、ちょっと待て。

レディリーがそんな事許すわけないだろ!

途中からクラスター爆弾の要領でフィラメントを放出するので、その前に迎撃しないと手遅れ。しかし、ジャッジメントのサーバ容量では迎撃プランどころか軌道予測も…。

「話は聞きました。ようやく出番のようですね、とミサカは絶妙のタイミングで登場します」

お待たせしました。高スペックマシン、ミサカ・ネットワークの登場です。

地上迎撃では間に合わない。御坂と黒子が乗り込んだエカテリーナ2世号改を何と婚后光子がエアロハンドで成層圏まで強制射出!(うそぉ!)

ここで二人は船外に(マジ?)。一足先に黒子がフリー・フォール。

続いて御坂がエカテリーナを電撃加速。でっかいコインと化したエカテリーナは一直線に迎撃軌道へ。

反作用で飛んできた御坂を黒子が受け止めて地上帰還。

あのなぁ、確かに「エンデュミオンの奇蹟」でも神裂ねーちんが生身大気圏再突入してたけどさ、彼女は聖人だぞ(いや、この理屈もおかしいか…)。

恐らく短距離のテレポートを断続的に繰り返したのだとは思いますが、いいのか、それで?

決着後は(布束を助けるために)電子データのみならず一部の人間の記憶までも改竄。まさかここで何の伏線もなしに食蜂を使うとは(第1話冒頭の描写を覚えている人がどれだけいるのか)。

最後の方で、ラストオーダーに付き添われたアクセラレータ(写真一番下)が一瞬映りましたが、日付のパラドックスは一体どうなっているのでしょう。

締めに広域社会見学(学芸都市視察)を匂わせて幕(広域社会見学は9月3日から10日までの1週間。「明日から」という台詞があるので、ラストカットは9月2日という事になります)。

いやはや、やりたい放題し放題。

3期想定なのかもしれませんが、できれば禁書の3期を先にやって欲しいなぁ…。