『これ以上お客さんを困らせるわけにはいかないよ。そうまでして売るのはレオンのやり方じゃない』
商いの 心を学ぶ OJT。まるで花登筺です(ファンタジーなのに!)。
「勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。/第7話・魔王の娘さんが一般家庭にお邪魔するようです。」(2013年11月17日放送/西片康人演出)
業界一位アマダ電機の攻勢になす術もないレオン王都店。
ラウルの人柄に惹かれてエアコンを買ってくれたおばあさん。ロア先輩が取り付けに来ると、そこにはアマダの配送車が…。
おばあさんの息子がアマダでエアコンを買ってきてしまったのです。
機能的には全く同じ。しかし、価格はアマダの方が2万ゴールドも安い。口論を始めたおばあさんと息子。どちらかが引くしかない。
引いたのはラウル。これ以上、お客を困らせるわけにはいかない。
取り付け作業を開始したアマダでしたが、家のメーターがおかしい…。
「昼間確保できる魔力はせいぜい1キロバイルですよ」
「エアコンの起動に必要な魔力は3キロバイルだ。このままだとスイッチを入れただけでブレーカーが落ちる」
越してきたばかりで、常時使っているマジックアイテムは冷蔵庫だけ。他に魔力を喰いそうなものはない。魔力を確保するには基礎工事からやり直すしかないが、費用は軽く30万ゴールドを超えてしまう。
「不可解すぎる。一戸建てで冷蔵庫しか使えないなんて。もう一度調べさせて欲しい」
ロア先輩の職業魂に火がつきました。
家の床下には魔力を喰うスライム、マジック・イーターがびっしり。
電子回路そっくりな魔方陣を描いてそこにフィノの魔力を流し込み、マジック・イーターを誘い出すロア先輩。
冷徹でプロフェッショナルなロア先輩、好いです。
ロア先輩、本編では作業着姿ですが(写真1枚目)、OPではちゃんとレオンの制服を着ています(写真2枚目)。キュートです。
人喰いアメーバの恐怖と化したマジック・イーターを何とか駆除したフィノ、ラウル、ロア。苦労の甲斐あってエアコンはレオンから買ってもらうことに。
今回はアマダも善意の第三者。キャンセル料と配送代を請求して来ましたが、それはそういうルールだからで、ドライバーに悪気はありません。
後半はパンチラ格闘、銭湯遊泳、ラウルのベッドに全裸侵入とフィノ・サービスカットの波状攻撃。
ええ話で終わらせずに、きっちりエロを組み込む辺り、スタッフの勤勉さが伺えます。