デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

テレビ東京に宣戦布告? てさぐれ!部活もの♯5憧れ

イメージ 1


「あったねー、お前、平田だろ!事件」

「ストロングマシンって結局何号までいたの?」

嗚呼、そんなツボな会話(するわきゃねえだろ、女子高生が)…。

てさぐれ!部活もの/第5話・憧れ」(2013年11月3日放送/石舘光太郎監督)

“♪さあ、カメラが下からグイっとパンして、タイトルロゴがどーん!”

はまさんの“このOPが凄い!”と言うコメントに触発されてハマりました。

深夜ならではの(と言うか深夜にしか許されない)gdgdな会話劇。

舞台は桃成高校「てさぐり部」。

てさぐり部とは何か。新しい部活動のあり方を考えるための部活です。

部員は、鈴木 結愛(すずき ゆあ)、佐藤 陽菜(さとう ひな)、高橋 葵(たかはし あおい)、田中 心春(たなか こはる)の4人。

お話のパターンは毎回一緒。

まず、既存の部活を俎上に上げて、その部活のイメージを話し合う。次に、漫画やアニメでその部活がどのように扱われているかを“あるある”形式で紹介し、最後に“あたらしい部活の在り方”を大喜利形式で披露する、という流れです。

イデアを実戦で試す場合は体育館に移動。人手が足りない時は“園田萌舞子(その他モブ子←3年連続6つ子の18人姉妹。全員同じ顔)”がお手伝い(写真2枚目は新しい将棋部を体育館で実践している所)。

第1話が「野球部」。その後「サッカー部」「将棋部」「茶道部」と続いて、第5話が「自転車部」。

吹奏楽部並に高級な道具を使っているのに、全然優雅さや上品なイメージを持たれないのも自転車部ならではだね」

「そしていよいよゴールまでラスト500m、強豪高同士のマッチレース! よく見たらメインどころは皆そこに何とか追いついちゃって、結局レースが決まるの最後の下りだけじゃん!みたいな」

「えええ! バラエティ番組のクイズ企画と一緒じゃないですか?!」

「そして何100キロも走るレースなのに絶対にゴールは鼻差、下手したら同着ね」

「奇跡的な確率だよね」

おーい、君ら今、テレビ東京に喧嘩売ってるぞー(笑)。

本作、全編フルCG。“動きがー”“作画がー”とか言う世界の真逆にいます。

で、録音は何とプレスコ方式採用。

「葵ちゃんと“中の人”の区別がつかなくなっちゃって…」などと言う、有り得ないアドリブも忠実に再現。完全にメタアニメになっています。

全12話。「映研」取り上げてくれないかなあ…。