デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

ノーブラ全身タイツに二拝二拍手一拝。 勇しぶ♯12

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「資格なんていらない。あなたは本当の勇者よ。だから、必ずフィノちゃんを助け出すの。いいわね。あなたは私が…私が見込んだ男なんだから。ラウル・チェイサー」

「お前も損な女だら。だけん、いい女だに」

これまでの見せ場の無さを一気に取り戻すノーブラ全身タイツのオールA。

低反発過ぎるその胸に二拝二拍手一拝。

勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。/第12話・勇者になれなかった俺は就職を決意しました。」(2013年12月22日放送/黒田晃一郎・広嶋英樹演出)

覚醒秒読みのフィノを奪還すべく、ヒラマツ老人のUSSエンタープライズ(型の乗り物)でフジゼロックス山に駆けつけたラウルたち。

待ち受ける魔王の眷属(特別ゲストに「シンドバッド7回目の航海」のガイコツ軍団)。

ラウルひとりをフィノの元に送り、自らは露払いに徹するオールAとラムディミア・ド・アクセイメモール。

既にフィノはハーフ魔王状態。もう拳で説得するしかありません。

「大体、無愛想すぎるぞ。接客の基本は笑顔だって教えたろうが。忘れちまったのか」

ラウルがフィノを正気に戻すために投げつけた言霊は“接客8大用語”。

「いらっしゃいませ、かしこまりました、少々お待ちくださいませ、お待たせいたしました、失礼いたしました、申し訳ございません、恐れ入ります」

「あ…り…がとうございます」

ダメ押しにフィノが書いた発注伝票。

「お前が初めてとった注文だ! お客さんが待ってるぞ!」

シリアス回でありながら、登場人物のキャラと物語のカラーを損なう事無く、綺麗にまとまった良い最終回だったと思います。

2期あるといいなあ…。