デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

纏流子、西へ。 キルラキル♯14

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「目先の欲に目が眩んだ時の満艦飾マコを舐めるなよ!」

遂に進撃を開始した三都制圧襲学旅行。名古屋・神戸・大阪の立体戦闘中継…は思いのほか一本調子で大味でした。

が、しかし! そんな事は4大女神の降臨の前では瑣末な問題(でもないか)です。

キルラキル/第14話・急げ風のように」(2014年1月17日放送/大野和寿演出)

何と絵コンテ、摩砂雪さんですか(現職はカラーの取締役なのね)。

念願叶って(?)襲学旅行参加となったマコですが、勢いで連れてこられた為無一文。

目の前には大阪名物たこ焼き屋台。見渡せば右に左に名物屋台が一直線。

目先の欲望をすべてに優先させたマコは戦線を離脱。難波金満高校がマシンガンの弾として放っている紙幣(大阪では日本銀行券より信用が厚い宝田札)を北斗神拳の如き素早さでキャッチして大阪満腹街道制覇の旅へ(写真1枚目)。

名古屋担当・蛇崩乃音はピンクジャージ&ワインレッドブルマといういでたちで登場。滅茶キュートです(写真2枚目)。

一方、スカーフ部分の1切れを残し、鮮血を薔薇薔薇&奪取された流子も、鮮血奪還のため関西へ。

紅いマフラー、紅いジャンパー、紅いバイクに真っ赤な片太刀バサミ、そして黄色いサングラスというコスチュームがやたらとかっちょいい(写真3枚目)。

戦場に突っ込んでは極制服にワッペンのように貼られた鮮血の破片を回収。

「な、何なのよ、あんた!」と詰め寄る乃音に「お前にかまっている暇は無い」とクールに言い放つ流子。痺れます。

締めは2クールに入って以降、完全に主役の座に収まった感のある鬼龍院皐月。

難波金満高校生徒会長・宝多金男率いる“宝多金男と好っきゃねん大阪軍団”に苦戦している猿投山渦の前に上空から降臨。

神衣・純潔を着込んだ凛々しいにも程があるお姿には後光が差しております(写真4枚目)。

鮮血の未回収端切れ最後の1枚を持っているのも皐月。

“鮮血奪還”という目先の欲望のために強さを増した流子。激突必至西の陣。

次回、山本リンダ「どうにもとまらない」。