走行中の山手線内に魔術使いの凶悪犯を追い詰めたSAT。
しかし、魔術使いの一撃でSATは景気良く車外へダイヴ(写真1-3枚目)。
逆立ちするように跳ね上がった後部車両は、線路脇の民家を串刺しにして爆発(写真4枚目)。
屋根に上った犯人は警視庁のヘリも一撃で破砕。そこに飛び込んできた警視庁捜査一課警部、江来利・クイン。
走行中の山手線の屋根の上、しかも風下から咥えタバコを魔術使いに吹きかけるという「君、スイカの種飛ばし選手権出たら絶対優勝だよ」な離れ業と同時に相手の脚打ち抜いて捕縛。
拳銃を突きつけながら怪我した脚を踏みにじるダーティ・ハリーな強面ぶり。
アバンでいきなり渋谷が火の海大惨事。まるで劇場版のようなスケールです(治安が悪いにも程がありますが…)。
で、主役はこの女警部殿…ではなく、犯人を弁護した弁魔士・蝶野アゲハ…でもなく、アゲハが仕切るバタフライ法律事務所に就職した史上最年少弁魔士、須藤セシル、17歳。
「ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル/CASE1:レディ・ジャスティス」(2014年1月17日放送/梅津泰臣監督)
魔術が存在し、それを規制する法律がある世界。西暦2018年の東京。
“とある”の世界観をもっとハードにしたような社会は画も動きもいい感じ。私が1話切りした「ガリレイドンナ」と同じ監督が撮ったとはとても思えない仕上がりです。
回りにある鉄をかき集めて鋼鉄のゴーレムを造るセシルの魔法(写真5-6枚目)もインパクト大。
セシルと同期入社となったもう一人の新人弁魔士の女は今のところうざったいだけの存在ですが、これから活躍してくれるのでしょう。
世界観やセシルの出自含め、まだ謎だらけなので、これからの展開が楽しみです。