デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

に、二宮くん! みなみけ[第1期BD-BOX]

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アウトブレイク・カンパニー」で「なんちゃ無印」として紹介されたシリーズ第1期。

みなみけ[BD-BOX]」(2007年10月7日-12月30日放送/太田雅彦監督)

毎回冒頭に流れるテロップが内容の全て。

“この物語は南家3姉妹の平凡な日常を淡々と描くものです。過度な期待はしないでください”

一見しっかり者ですが、“気を張る相手がいないとどこまでも怠けだす”長女・春香(高2)。

がさつで自分本位なトラブルメーカー、次女・夏奈(中2)。

クールでドライな三女・千秋(小5)。

全キャラに共通する独特な口の形(ティアーズ・ドロップ型?)が特徴。

二頭身化・三頭身化しない代わりに、時折、劇画調シリアス顔に。

次女・夏奈のお騒がせな性格を容認できるかどうかで評価が変わってくるかもしれません(私は最初、何だこの女は、と思いましたが徐々に愛着が湧いてきました)。

印象深いキャラ(?)は何と言っても「先生と二宮くん」(ほさかではない)。

南家のお食事中に放送されているテレビ番組で「高校教師」のパロディなのですが、執拗な繰り返しネタがクセになります。

途中、テレビゲームとしても登場しますが、とんでもないクソゲーで(笑)。

最終回は何と10時間スペシャル! 誰が観るんだよ!

因みに、南家のテレビには「先生と二宮くん」と“ふんどし祭り関連ニュース”しか映りません。

閑話休題(←これ結構間違って使っている人多いですが、“本題に戻る”という意味で“横道に逸れる”という意味ではないです)。

夏奈のみならず、作中人物の共通の性格として、“目の前の状況を自分にとってより面白い方向に歪曲もしくは加速する”という事があげられます。

見習いたいものです(今年の行動指針にしよう)。