
「ばかこくでねー、おらみたいなめんこい子をつかまえて化け物はねーべー!」
「おらもお手て繋いでおトイレさ行きてっつーの!」
「おら、すっだらこと言われたらどーしたらええか分がんねっぺー!」
大声で内心吐露(しかも方言)。その全てを小紅に目撃されてしまうという一人バックドロップ乱れ打ち。
生徒会・書記、末続(すえつぎ)このは。この自爆娘もまた人外。
「未確認で進行形/第7話・それはそれ、これはこれ」(2014年2月24日放送/渡辺正彦演出)
中学時代、道に迷っている所を紅緒に助けられて以来、紅緒に憧れ続けてきた末続このは。
紅緒の制服から高校を割り出し、猛勉強の末合格。生徒会書記という紅緒に最も近いポジションを獲得しましたが、同年、実の妹・小紅が入学したために紅緒の寵愛は校内外を問わず小紅に向けられることに。
「まあ、妹は百歩譲ってあげてもいいわ。でもあのいきなり出てきたちんちくりんのチビッ子は何?!」
真白に敵愾心を燃やすこのは。しかし、彼女には根本的な問題が。
「姉さま、生徒会の書記の方ってどんな人?」
「長女」
つまりどんなに可愛くても妹属性が無いから萌えない、と。予選落ち(いや、書類選考落ち)だぞ、このは。
勢いで真白と直接対決した(小学生以下の口喧嘩)このはでしたが、ここで真白がこのはも“山から来た人ならざる存在”である事を看破。
同じ事にこのはも気づき、同族男子・白夜を意識し始めますが…。
新キャラとしてもうひとり、新聞部の大野仁子(おおのにこ)もお話に乱入。
「真白ちゃんてまだ子供だよね。子供が高校に通っているのに誰も不思議に思ってないし…おかしいよね」
鋭い洞察力を持っているようですが、まるで空気が読めず暴走するタイプなので、扱いを一歩間違えると全体の雰囲気を壊しかねないひとり地雷原な存在です。
「生徒会役員共」の新聞部・畑ランコくらいメーター振り切ってくれれば何の問題もないのですが(ニャル子の暮井珠緒あたりのポジションに落ち着いてくれてもいい)。
因みに一瞬解けたかに見えた真白の魔法(と言うか暗示)ですが、翌日にはしっかり再起動していて仁子の疑問は記憶ごと消失しておりました(流石、真白)。
一方、白夜は数学のテストで追試。真白は目立たない程度にズルをして追試を免れましたが、白夜は正攻法で玉砕(真白曰く「暗記系は得意だが応用系は苦手」)。
「ズルは良くない。俺は真白と違ってちゃんと高1だし」
こいつは口数が少ないくせに、一言喋る度に確実の小紅の心にフラグを立てていきやがります。
さて、新たに投入されたキャラが後半戦にどう絡んでくるのか楽しみです。