やはり愛と誠。 未確認で進行形♯11
1月26日のレビューで“それって「愛と誠」じゃないですか。白夜が長く垂らしている前髪の奥に傷でもあれば完璧なのですが果たして…”なんて事を書きましたが、本当に傷がありました。
「未確認で進行形/第11話・ハンカチを楽しんでいるのよ」(2014年3月24日放送/則座誠演出)
結局、小紅にホワイトデーのプレゼントを贈れなかった白夜。末続このはの「デートでも何でもしてラブラブすればいいでしょう!」というヤケクソな捨て台詞に触発されて春休みデートを楽しむ事に。
勿論、コブ(真白)つきで。
「私、お邪魔虫じゃないですかね」と不安がる真白に
「小紅は真白ひとりを置いて遊びに行くような事はしないだろう」
この“真白は邪魔ではない”という言い訳じみた表現ではなく、“小紅はそんな人間ではない”という言い回しに白夜の優しさを感じます(この時、横で料理している小紅が「とまどい→レシピ」を口ずさんでいるのがほのぼの感を上塗り)。
デートは真白のリクエストで映画。お目当ては「俺の息子が宇宙人にさらわれて困惑している」というタイトルだけで大馬鹿野郎確実なUMAもの。
真白夢中、小紅ドン引き、白夜爆睡。
「ね、面白かったですよね、白夜?」
「あ、ああ。えっと、最後、宇宙人をバットで殴るところが面白…」
「寝てましたね(怒)!」
それはな、「サイン」っていう別の映画だぞ、白夜。
帰り道、突然吹いた強風で白夜の前髪がめくれて…。え、傷?
「その傷、なに? その傷って、やっぱり、昔、私のせいで…」
「違う! これは、これは…これは俺が、俺がドジっ娘で」
この状況でボケに走るか白夜。
「いいよ、誤魔化さなくても。どう考えても私を助けたせいだし」
「これは、俺が至らないから怪我したわけで。小紅のせいじゃない。俺がちゃんとしていれば、小紅は怪我しないで済んだ」
胸キュンキュンですね、こんな事言われたら。
今回は(今回も)、全編に渡って紅緒はナイスアシストな緩衝材。シリアス路線を天然ボケ倒しな豪腕ギャグで堰き止めておりました。
その夜、三峰の実家から矢文が。
翌朝、二人がなかなか起きてこないので小紅が部屋に行ってみると、そこは蛻(もぬけ…ってこういう漢字なんだ。便利だなぁワープロ)の殻。
「え? 荷物がない」
這いよれ!ニャル子さん1期の最終話ひとつ前と同じ引き。
信じがたい事ですが次週最終回。「終わらないで」と思ったのは今期これだけです。2期あるのかなあ。
※参考:「這いよれ!ニャル子さん/最終回・夢見るままに待ちいたり」
→2012年12月14日
「愛と誠? 未確認で進行形♯2」→2014年1月26日