デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

永遠の契約者。 中二病でも恋がしたい!戀♯11

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“暗炎龍なんて存在するはずもなく、当然見えるはずもなく…でも…でも…”

気配を、風を感じ取る丹生谷、凸守、くみん。

それは中二病患者だけに許された知覚なのかも。

中二病でも恋がしたい!戀/第11話・青き月の…最終決戦 (ブルームーンラグナロク)」(2014年3月24日放送/藤田春香演出)

雨の中、勇太の前から逃げ出した七宮。

ここにきてようやく七宮の想いを知った勇太。

放ってはおけないと言いながらなす術のない丹生谷。

「恋は夢模様だって言うでしょ。夢だったら時間が経てば目が覚めるんじゃないかな。無理に起こされるとかえって辛いでしょ」

くみん先輩、普段はほけーっとしていますが、時折ピンポイントで含蓄のある発言をかましてくれます。

「私うらやましいなぁって思うんだ。中二病だったらなあって。そしたら同じ気持ちでいられるのになぁって。でも、中二病って、そうやってなれるもんじゃないよね」

「憧れている時点で、もう立派に中二病ですよ」

中学時代の衣装を引っ張り出し、モリサマーとして七宮にアドバイスを伝える丹生谷。

「七宮に伝わりやすいようにと思って、わざわざ着替えてきたんでしょ。これ、キツイんだから」

サイズと痛さをかけているのでしょうか。ホント、この人の世話焼きおばさんぶりには頬が緩みます。

一方、六花。ここで、これまでの六花の行動の謎が明かされます。

勇太の中に眠る暗炎龍を蘇らせるためのコイン探し。金属探知機、暗視ゴーグル、永遠の契約者…。

散りばめたピースが今ひとつに。

天空を翔ける暗炎龍。全ては妄想なのに、ちょっと信じたくなってしまいます。

「あのね、勇者…」

「なに?」

「…バイバイ」

絶対に言わないはずだった別れの言葉を口にした七宮。果たしてその真意は…。