デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

デレるか、デレないか、それが…。僕らはみんな河合荘♯1-2

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「こ、これはフラグか? それとも罠か?」

始まりました、恒例“今期アニメ、最初くらいは観てみようか”月間。

エントリーナンバー1番はこの方。

僕らはみんな河合荘」(毎週木曜深夜@tbs/宮繁之監督)

高校入学と親の転勤が重なり、一人暮らしを始める事になった宇佐和成。

意気揚々と“家賃が安く賄い付き”という条件だけで親が勝手に選んだ物件「河合荘」へ。

しかし、アコーデオンカーテン一枚で仕切られた隣室には怪しいにも程がある(明らかに変態な)ルームメイト・城崎さんが…。

一旦は入居拒否を宣言しかけますが、図書室で見た憧れの先輩・河合律(この時点では学年も名前も知りませんが)も入居していると知って前言撤回。

この他に“恋の実らぬ酒乱OL”錦野真弓、“腹黒女子大生”渡辺彩花が入居。管理人である河合住子を含む総勢6名が当面のメインキャストとなります。

一目で、あ、四谷さん、朱美さん、と指差し確認ができる「めぞん一刻」です。

さて、キーになるのはヒロイン河合律のキャラ設定。

第1話「たとえば」では、ツン100%な寡黙キャラでした。“世界はツンデレで回っている”という箴言を胸に刻む私としては、今後如何に律がデレてくれるか、が最大の視聴ポイントとなるわけですが…。

1話ラストで半デレな表情(写真3枚目)を披露、続く第2話「それって」でいい感じの砕け具合を魅せてくれました。

特にデフォルメ化した時の様子は完全に「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」登場時の長門有希(写真4段目)。

つまり、普段は文芸部の長門、デレるとハルヒちゃんバージョンの長門という感じです。

あとは「涼宮ハルヒの消失」バージョンの長門(健気キャラ)が出てくれば言うこと無しなのですが…。

あちこち気を使った彩度設計をしていた「れでぃ×ばど」とは対照的にギンギンギラギラな色使いが「眩しい!」「濃い!」と批判されているようですが、私はそれほど気になりませんでした。

文字を多用した演出は元々タイポグラフやガイナックスの(元を正せば岡本喜八深作欣二の)テロップ乱れ撃ち演出が好きなので、こちらも特に気にならず(OPで文字を雨に見立てているのとか有り体ですが結構好きです)。

住人は皆、痛残念な人ばかり。真正ドMの城崎さんはなかなかに心優しい人のようです。

大きな期待はできませんが、ダラっと観るには丁度いいかも。