デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

特典は動く薄い本…。 れでぃ×ばど

イメージ 1髪と顔つきからヤンキーと間違えられ女子生徒から恐れられる転校生(主人公←呆れるほどの朴念仁)、その転校生と幼馴染だった女(メインヒロイン1)、超お金持ちで金髪ナイスバディで高飛車な女(メインヒロイン2。メインヒロイン1とは犬猿)、そして“男だと思ってたら実は…”な女(サブヒロイン)…。

設定だけ見れば僕は友達が少ないと丸被りです。

主人公がヤンキー(に見える)という所を除けば「IS」とも被っています。

何が違うのかと言うと、突発的女難発生率が異様に高い(単にエロ指数が高いとも言う)ということでしょうか。

「れでぃ×ばど」
(2010年1月-3月放送/大槻敦史監督)

舞台は超名門高校・白麗陵学院(元女子高)に新設された“従育科”(メイド、執事の専修コース)。

ここに編入してきた日野秋晴と、幼少期の秋晴にトラウマを植え付けまくっていた幼馴染・彩京朋美、そして、名門貴族の直系である日英クオーター、セルニア=伊織=フレイムハートがメインキャスト。

朋美とセルニアは従育科ではなく上育科、要するにお嬢様です。

ここでキャッキャウフフなドタバタが展開されるわけですが、(露出度の髙さ故か)作り手は色々な事にかなり気を使っています。

どぎつい印象にならないよう明るく抑えた色調を保ち、主人公の行動原理が妙な下心ではない事を強調するため、基本、イベントは“ハプニングH”(最近は“ラッキー・スケベ”の方が主流か)。

その甲斐あって、結構な事をやっている割には見た目の印象はマイルドです。

これだけの気配りをしているにも関わらず! BDの映像特典は毎回主要キャラ(1回2名の入れ替え制)のお色気対決。

ストーリーなんざありません。ただ、セクシーなポーズを次々とっていくだけの代物。完全に動く“薄い本゛です。

いやあ、これって“ぶち壊し”ってやつなんじゃないでしょうか。