髪と顔つきからヤンキーと間違えられ女子生徒から恐れられる転校生(主人公←呆れるほどの朴念仁)、その転校生と幼馴染だった女(メインヒロイン1)、超お金持ちで金髪ナイスバディで高飛車な女(メインヒロイン2。メインヒロイン1とは犬猿)、そして“男だと思ってたら実は…”な女(サブヒロイン)…。
設定だけ見れば「僕は友達が少ない」と丸被りです。
主人公がヤンキー(に見える)という所を除けば「IS」とも被っています。
何が違うのかと言うと、突発的女難発生率が異様に高い(単にエロ指数が高いとも言う)ということでしょうか。
舞台は超名門高校・白麗陵学院(元女子高)に新設された“従育科”(メイド、執事の専修コース)。
ここに編入してきた日野秋晴と、幼少期の秋晴にトラウマを植え付けまくっていた幼馴染・彩京朋美、そして、名門貴族の直系である日英クオーター、セルニア=伊織=フレイムハートがメインキャスト。
朋美とセルニアは従育科ではなく上育科、要するにお嬢様です。
ここでキャッキャウフフなドタバタが展開されるわけですが、(露出度の髙さ故か)作り手は色々な事にかなり気を使っています。
どぎつい印象にならないよう明るく抑えた色調を保ち、主人公の行動原理が妙な下心ではない事を強調するため、基本、イベントは“ハプニングH”(最近は“ラッキー・スケベ”の方が主流か)。
その甲斐あって、結構な事をやっている割には見た目の印象はマイルドです。
これだけの気配りをしているにも関わらず! BDの映像特典は毎回主要キャラ(1回2名の入れ替え制)のお色気対決。
ストーリーなんざありません。ただ、セクシーなポーズを次々とっていくだけの代物。完全に動く“薄い本゛です。
いやあ、これって“ぶち壊し”ってやつなんじゃないでしょうか。