「悪事が足りない。そんなことでは地獄に行けんぞ!」
日々、悪徳を積み重ねる罰当たりなエクソシスト集団、その名は、
原題のブルックリン。バチカンから三行半を突き付けられた問題神父の吹き溜まり。
悪魔祓い師としての腕は超一流のくせに、仕事以外では酒とセックス、薬と暴力に明け暮れる素行不良な神の使い、それがヘルベンダーズ(以下ベンダーズと略)。
マンションの地下にはひとりの男が29年もの間監禁されておりました。
ベンダーズが日ごろ悪行を積んでいるのは、エクソシズムの最終手段として“悪魔を自らの体に宿して自害する”地獄に道連れ作戦を計画しているため。
設定は滅茶苦茶魅力的です。役者も皆、いい顔していますし、キャラ立ちもまずまず。
ただ、彼らを全く活かし切っていません。テンポもイマイチ。