デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

実はかなり異色? 彼女がフラグをおられたら♯4

イメージ 1エスト寮の存続と颯太の退学を賭けた1週間ぶっ通し(昼夜を問わない24時間体制)の体育祭がついに開幕。
 
生徒会長・美森の画策(あからさまにクエスト寮入居者有利な種目設定)が功を奏して序盤は順調でしたが…。
 
「彼女がフラグをおられたら/第4話・あともう少しでゴールだ。これで無事体育祭も終わるぞ2014430日深夜BS11放送/島崎奈々子演出)
       
ハーレム系イチャラブコメディは過去に山ほどありましたが、実は本作、他に類を見ない独自路線を歩んでいるような気がします。
 
従来のハーレムものなら、


     主人公がウルトラ朴念仁(「え、何か言ったか?」)。
     ヒロインズが抜け駆け上等。
 
が鉄板でしたが、本作の場合これが真逆。
 
主人公は相手のフラグが見えるので、相手の気持ちが嫌でも分かってしまいます。
 
相手だけでなく自分のフラグ(でっかい死亡フラグ)まで見えてしまうので、自分の死で皆が悲しむのを避けるため、傷が浅いうちに皆の前から消えてしまおう、なんて事も考えています。
 
対するダダ甘ヒロインズ。
 
颯太を幸せにする事を生きがいとする彼女らに“抜け駆け”という概念はありません。それどころか譲り合いを美徳とする博愛主義者です。
 
今回、忍者林瑠璃(魔法ヶ沢財団謹製のアンドロイド)によって、自身の死亡フラグを回避できる可能性がある事を知った颯太は、クエスト寮に留まり謎の手紙に記されたキーパーソン(姫騎士、魔法使イ、聖職者、忍)を探す事を決意。
 
どうやらクエスト寮は異世界に通じているようです(寮名は伊達じゃないですね)。
 
しかも時間軸も遡らねばならない様子(それで温室の中はラベンダー一色だったのか…)。
 
全方位気配り型ハーレム系イチャラブ・ファンタジック・コメディ…という新しいジャンルになるのかもしれません。
 
それはさておき、次回はお風呂回か。アンドロイドにもフラグが立った事ですし、シリアス1に対してイチャラブ5くらいのバランスで行って欲しいな。