生徒会長・美森の画策(あからさまにクエスト寮入居者有利な種目設定)が功を奏して序盤は順調でしたが…。
ハーレム系イチャラブコメディは過去に山ほどありましたが、実は本作、他に類を見ない独自路線を歩んでいるような気がします。
従来のハーレムものなら、
主人公がウルトラ朴念仁(「え、何か言ったか?」)。
ヒロインズが抜け駆け上等。
が鉄板でしたが、本作の場合これが真逆。
主人公は相手のフラグが見えるので、相手の気持ちが嫌でも分かってしまいます。
相手だけでなく自分のフラグ(でっかい死亡フラグ)まで見えてしまうので、自分の死で皆が悲しむのを避けるため、傷が浅いうちに皆の前から消えてしまおう、なんて事も考えています。
対するダダ甘ヒロインズ。
颯太を幸せにする事を生きがいとする彼女らに“抜け駆け”という概念はありません。それどころか譲り合いを美徳とする博愛主義者です。
今回、忍者林瑠璃(魔法ヶ沢財団謹製のアンドロイド)によって、自身の死亡フラグを回避できる可能性がある事を知った颯太は、クエスト寮に留まり謎の手紙に記されたキーパーソン(姫騎士、魔法使イ、聖職者、忍)を探す事を決意。
しかも時間軸も遡らねばならない様子(それで温室の中はラベンダー一色だったのか…)。
全方位気配り型ハーレム系イチャラブ・ファンタジック・コメディ…という新しいジャンルになるのかもしれません。
それはさておき、次回はお風呂回か。アンドロイドにもフラグが立った事ですし、シリアス1に対してイチャラブ5くらいのバランスで行って欲しいな。