『その制服、先輩が着るといかがわしさが増すな、と…』
前回はどうにもまとまりがありませんでしたが(前回のみ脚本がふでやすかずゆき氏ではなく井上美緒さん)、今回はふでやす氏に戻ってご贔屓キャラ全面フィーチャー。
登場人物全員グッジョブです。
「ご注文はうさぎですか?/第5羽・ココアと悪意なき殺意」(2014年5月12日深夜BS11放送/松村政輝演出)
サブタイは「ココアと…」ですが、実質主役はリゼ。
Aパートはスポーツ編。球技大会を間近に控えたココアはチヤと共にバレーボールの特訓。
バトミントンの試合があるチノはリゼに指南を求めますが…。
チノとリゼが広場に行ってみると、事件現場のように倒れているココアとチヤが。
運動神経はボロボロですが本能的にあらゆる危険を回避する能力を持ったチヤと、何故か“当たる”事に掛けては天才的に不幸なココア。ベストカップルです(笑)。
ここにカフェインでドーピングしたシャロが乱入して最早何の練習をしているのか分からないバトルロワイヤルに(何という微笑ましい光景だ!)。
Bパートは父の日ネタ(敢えて母の日をスルーした所が好感度大)。
父の秘蔵ワインを割ってしまったリゼが弁償(父の日にプレゼント)するめにバイト掛け持ち。
ラビットハウス、甘兎庵、フルール・ド・ラパンの全制服制覇。学校の制服、私服、ジャージなどと併せると新宿コマ劇場の座長公演並みなお着替え祭り。
特に甘兎庵の和服は緋牡丹博徒や女スパイなどのバージョン違いもあって百花繚乱。
リゼ一押しの私としては僥倖の重ね焼き。いやはや、ごちそうさまです。
シャロとの会話の中で思い浮かべる“初めて自分のお金で買ったもの”が、コンバットナイフ、サブマシンガン(H&KのG36Cのように見えましたが)、戦車ってのがまた。
しかし、それって一体幾らするのよ(笑)。
リゼの家庭環境(父軍人で超お金持ち)を考えるとモデルガンやプラモデルではないような…。いや、やはり本物の戦車はないか…。
結局、短期バイトの金ではビンテージワインは買えず、ペアグラスに。添えた手紙がいかにもリゼらしく、“ちょっといい話”で締めくくられました。
次回も脚本はふでやすかずゆき氏でお願いします。