デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

言い張れば異世界。 人喰いトンネル

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久しぶり…と言うか初めてかな。

アバンで1発かまさない“掴みスルー”のホラー映画って。


「人喰いトンネル」
(2010年/マイク・フラナガン監督)


原題は「ABSENTIA」(不在)。

 
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旦那が謎の失踪を遂げてから7年。行方不明ポスターを貼りかえる日常もそろそろ終りにしないと。

死ぬほど面倒くさかった死亡証明書申請書類もようやく整ったし。今日は長い事旅に出ていた妹が訪ねてくる。そしてこの間、公私に渡って私を支えてくれた刑事さんも…。

邦題から、次々人を呑み込む殺人トンネルを舞台にしたパニックホラーを期待した人、残念でした。

物凄い形相のDVDジャケ絵からヒルズ・ハブ・アイズ」的スプラッターを想像した人も残念でした。

正体は主要登場人物7名、制作費7万ドル(1千万以下かよ! まるでATGだな)の超低予算ホラー。

まず驚くのはトンネルの形状。

え?トンネルってこれの事? ただの歩道じゃん。車が入るようなものじゃないんだ。せめて旧天城トンネルくらいの風情は…。

要するに“ここが異世界の入り口です!”と言い張ってしまえばどこでもいいわけです。

人喰い公衆便所、人喰い土管、人喰いジャングルジムでもOK。何と言うセンス・オブ・ワンダー

トンネルには虫のようなものが巣食っていて、定期的に人間の捕獲をしているようです…が、そんなもの映している予算は無いので、ここいらへんは想像力で補わなければなりません。

ぶっちゃけ、何が面白いのか良く分からない作品なのですが、つい終りまで観てしまう不思議な雰囲気があります。

 
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元サイトであるジオログデストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて」が正式消滅したので、本日よりこちら(Yahooブログ)が本家サイトとなります。
 
ハンドルネームは気分転換を兼ねて、大昔、某コンビニチェーン本部で加盟店向け機関誌編集をしていた時のペンネームに変えました(もうセノバイトではないのでピンヘッドの写真も御役御免です)。
 

では、今後とも宜しくお願い申し上げます。


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