デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

まよチキ[北米版DVD-B0X]×HAGANAI NEXT[北米版BD-BOX]

 
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「最近、美少女執事って流行ってますし」
 
「あれでしょ? “チキン執事とマヨネーズ”の九重メバルちゃんとかでしよ?」
 
「確かに最近一番熱いのは“チキまよ”メバルンですかねえ」
 
メバルちゃん、普段はツンツンしているのに、ちょっとドジっ娘で隙が多い所が超かわいいのよねえ」
 
「行動がナチュラルにエロい所も素晴らしいですね。事ある毎にマヨネーズまみれになっちゃう所なんてもう、この女誘ってやがるのか、ぐふぇふぇって感じですし」
 
と、僕は友達が少ないNEXT」第5話で引用され、あろうことかほぼ完コピと言っていい絵柄まで付けられてしまったアニメ内アニメのオリジナルが、
 
まよチキ[北米版DVD-BOX]」
201179月放送/川口敬一郎監督)
 
タイトルは “迷える執事とチキンな俺と”の略(マヨネーズではありません)。

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※左が本家「まよチキ」、右が「チキまよ」 
 
全男子生徒憧れのお嬢様・涼月奏(すずつきかなで)と彼女に仕える全女子生徒憧れのイケメン執事・近衛スバル
 
しかし、スバルの正体は
 
秘密を知ってしまったのは、女に触れられると鼻血が出てしまう特異体質男子・坂町近次郎(さかまちきんじろう→さかまチキンじろう)。
 
涼月奏は近次郎の女性恐怖症治癒の協力を条件に、スバルの秘密を守る(もしくは記憶を失くすまでスバルに殴られる)よう近次郎に持ちかけ、3人は秘密を共有する共犯者となります。
 
主人公の恥ずかしい体質をドS少女と男装女子が改善する(という名目でドタバタを繰り広げる)という構図は、主人公のドM体質をドS少女と男性恐怖症女子が改善する(という名目でキャッキャウフフを繰り返す)えむえむっ!と同質。
 
メインキャラは近次郎、スバル、奏の3人ですが、私的イチオシは近次郎の妹・坂町紅羽(さかまちくれは)。
 
プロレスラーである母(強すぎて国内に相手がいなくなったので現在は海外で武者修行中)の格闘家遺伝子を引き継いだ兵(つわもの)。
 
「おはよう!兄さん!」の挨拶と共に近次郎をサンドバッグにするのが日課


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幼少時より母と妹の練習相手になっていた(一方的にプロレス技を掛けられ続けていた)近次郎はバイクに跳ね飛ばされても無傷なほどの高生命力保有者に。
 
反面、技から逃れる手段として鼻血を出していた(室内が汚れるので解放される)事がクセになってしまい、女子に触れられるだけで条件反射的に出血する変態体質に。
 
紅羽は技を掛ける時にきちんと技の名前を叫ぶのですが、サソリ固めを“スコーピオン・デスロック”ではなく敢えてシャープシューターと呼称している辺りにスタッフの並々ならぬこだわりを感じます。
 
まよチキ」北米版DVD-BOXは全13話をDVD3枚に収録して3,500円前後。
 
「HAGANAI(僕は友達が少ない)NEXT」北米版BD-BOXはDVDとのコンボセットで4,500円前後。BDは国コード無し、DVDはリージョン1.2.4なのでどちらも国内デッキで再生OK(偉いぞ、Funimation!)。


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※写真左は執事姿の女・近衛スバル(「チキまよ」)、右はメイド姿の男…だと思っていたら女だった楠幸村(「HAGANAI」)。


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