昨日ご紹介した「さばげぶっ!」で登場した世界最強リボルバーM500。
見ているうちにどうしても欲しくなって衝動買いしてしまいました。
残念ながら10.5inch、8 3/8inchのモデルガンは出回っていなかったので、3+1inchタイプを購入(ガスガンならあったのですが、私モデルガン派でして。それに50マグナム弾の雰囲気はモデルガンでないと出ませんから)。
では、超久しぶりのモデルガン・レビューです。
「Smith&Wesson M500 3+1inch」(タナカ社製)
+1inchはコンペンセイター(反動抑制装置)。
3+1inchだとちょいと小振りかしら、と思ったら大間違い。なんだこの化け物みたいな銃は(恥ずかしながら、M500を手に取ったのは初めて)。
M500の装弾数は5。普通リボルバーと言えば6連発。5連発というのは、チーフスペシャルのような小型軽量化を目論んだもの、という思い込みがありましたが、今回は真逆。
50マグナム弾がデカ過ぎて(強力過ぎて)6連発にするとシリンダーが堪えられないため、5連発にしてシリンダーの肉厚を確保しているのです。
重量は弾丸装填時で1kg強(実銃は1.5kg越え。8 3/8inch、10.5inchで2kg越え)。
何でそんなに重いのかと言うと、半端無い反動を少しでも制御するため。
ちょっと前にご紹介したシュワルツェネッガーの「ラスト・スタンド」で、若い保安官助手が撃ったハンタータイプのM500が反動で跳ね上がり、顔面を直撃するというシーンがありました(多分、鼻骨折れていると思います)。
44マグナムが「Bloody Hand」なら、こちらはさしずめ「Bloody Face」です。
片手で調子に乗って連射していた青年の腕が翌日真っ青に腫れ上がっていたので、さすってやったら複雑骨折した、なんて「本当かよ?!」な話も。
何故、そんな欠陥一歩手前の危険な銃を作ったのか。
この銃の製造目的が、とにかく“最強の”銃を作る事だったから。ぶっちゃけ、威力さえ最強なら使った人間の健康(場合によっては命)なんざどうでもいい、というコンセプトなのです。
痺れる言い分じゃありませんか。
シリンダーがデカ過ぎてシルエットが不恰好なのも“最強”でありさえすれば見てくれなんざどうでもいい、という事なのでしょう。何と言うブレの無さ。
硬質ラバーグリップの握り心地もなかなか。
さて、これを片手に何を観ようか…。