デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

変態が来たぞぉー! 東京喰種 トーキョーグール♯4-5

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「あんたの? アホか。ここにテメェのものなんかひとつもねぇんだよ!!」
 
トーカさんの凛々しすぎる啖呵ですが、ちょいと時間を巻き戻しましょう。
 
キーマンは変態グルメの新キャラ、月山 習(つきやま しゅう)
 
「東京喰種 トーキョーグール/第4話・晩餐、第5話・残痕」(毎週金曜深夜DLife放送/森田修平監督)
 
喫茶あんてぃくに突然訪れたキザで芝居かがった話し方をする(有体に言えば“キモイ”)男、月山習。
 
彼もグール。美食家(グルメ)と呼ばれる20区の厄介者。
 
人の匂いを残すカネキを「食べたい!(←比喩ではない)」と願った月山は小芝居打ってカネキを罠に嵌め、自身が主催する晩餐会の“食材”として出品。
 
しかし、解体ショーの最中、カネキが隻眼という稀有な存在である事を知り、“独り占め”するために救助。


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以後、どうすれば最も美味しくカネキを頂けるかの妄想に悶々。下の写真でお分かりのように完璧な、日本全国どこに出しても恥ずかしい変態です。


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    カネキくんの血の染みたハンカチをクンカクンカして興奮絶頂。
 
妄執の結果、人間を食べているカネキを食べるというシチュエーション(女とヤッている男を後ろから掘る、みたいな感じか?)こそ最高と結論。
 
ここで前々回、カネキの親友ヒデを捕食しようとしてカネキに風穴開けられた西尾先輩が再登場。
 
カネキに受けた傷が癒えず、食料の自力調達もままならないうちに、グールの共喰いの餌になりかけている所をカネキが救出。
 
西尾先輩には、自分をグールと知りながら受け入れ支えてくれる(のみならず、その肉体を捧げようとしてくれる←比喩ではない)人間の恋人、貴未が。
 
その貴未を拉致してカネキを誘い出す月山。西尾先輩も同行したものの本調子でない体は月山に及ばず。トーカが奇襲を仕掛けるも失敗(トーカをグールだとは知らない親友の手料理を食べすぎて動きにキレがない)。


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31にも関わらず月山の圧倒的有利は動かず。
 
万策尽き果てたカネキの起死回生、それは、己の肉体をトーカに供してトーカをパワーアップさせること。


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アルティメット・トーカちゃん(←勝手に命名)誕生!(ここで冒頭の啖呵に戻る)。


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月山の変態っぷりに笑い、西尾先輩の過去に泣き、トーカさんの凛々しさに痺れる。見事なコンビネーション回でした。
 
月山が登場した時は、「また鬱陶しいキャラが出てきたなあ。みなみけ”の保坂を越える鬱陶しさだ。折角、グール対策局の変態捜査官が出てきたんだから、そっちで話進めればいいのに」とか思いましたが、月山をトリガーにして西尾先輩の深堀りが出来た(好感度うなぎ登り)ので結果的には“価値ある変態”であったと思います。

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