デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

捕食と防衛の大義。 東京喰種 トーキョーグール ♯8 円環

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「貴様らに一度聞いてみたかった。罪の無い人々を平気で殺め、己の欲望のまま喰らう。貴様らは何故存在している? 親を殺された子供達、残された者の哀しみ、孤独。貴様はそれを考えた事があるか? 答えろ!」

 

「訳も無く命を狙われる恐怖…あんたに分かる? 大切な人が虫けらのように殺される…あんたにこの気持ち分かる?

 

「ラビットは私の仲間を殺した。彼のどこに殺される理由があった?」

 

「リョーコさんのどこに殺される理由があったって言うんだよ!」

 

「この世界は間違っている。歪めているのは貴様らだ!」

 

「あんたらさえいなければ!」

 

“そうか…。やっぱりそれしかないのか。だったら、今は、今だけは、僕の中の貴女を受け入れます…リゼさん!

 

「東京喰種トーキョーグール/第8話・円環」2014829日深夜Dlife放送/松尾慎演出)

 

ヒナミの両親を殺した喰種対策局上等捜査官・真戸をおびき寄せるため、罠を仕掛けるトーカ。

 

逆にヒナミの母リョーコの(画面には映りませんが恐らく)生首を餌にヒナミを誘い出す真戸。

 

合流しようとする亜門(真戸のパートナー)を足止めするカネキ。

 

真戸vsトーカ、亜門vsカネキ。突きつけあう怨嗟の言葉。

 

亜門の血を啜って自身の中に眠るリゼを呼び覚ますカネキ。

 

“食欲に呑まれそうだ…快楽に落ちていく感覚が分かる。だけど僕は人を見失わない!”


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闘いの中で遂に覚醒するヒナミ。その圧倒的な力の前に為す術もない真戸。

 

ブレの無い変態キャラが素晴らしかった真戸ですが今回で退場。

 

その左手の薬指に光る指輪から彼にも愛する人(←多分グールに喰われた)がいたことを知るトーカ。


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“争っちゃいけないんだ。奪い合っちゃいけないんだ。人間も、グールも…”

 

人間とグールの関係について考え、己の役割を悟るカネキ。

 

ひとつの区切りがついた素晴らしいエピでした。次週より新章突入です。


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