デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

あの頃君は細かった。 刑事ニコ/法の死角

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ティーブン・セガール36歳。若い、そして細い

「刑事ニコ/法の死角」
(1988年/アンドリュー・デイビス監督)


冒頭、自身の写真をコラージュしながら、生い立ちをモノローグで説明。

7歳でイタリア移住者としてシカゴに移り住み、17歳で来日、合気道を極める。

この、CIAにヘッドハンティングされ、22歳で特殊工作員としてベトナムへ。

この実から虚への以降があまりに自然だった為、以降、セガールのプロフィールには“元CIA特殊工作員という肩書きが踊ることになります。

その後、CIAをリタイアしたセガール、じゃないニコ・トスカーニはシカゴで刑事に。

本作はセガールのデビュー作ですが、相棒にパム・グリア、新妻にシャロン・ストーン、宿敵にヘンリー・シルバと共演が超豪華。


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本人は製作、原案にも名を連ね、脚本には「エイリアン」の原案、「ゾンゲリア」の脚本を担当したロナルド・シャセットが参加。

ティーブン・プレスフィールド、アンドリュー・デイビスとの共同脚本ですがスタッフも豪華。

初主演(と言うか初出演)でこの扱いは破格なのでは? どんな工作したんだセガール

お話はアラが目立ちますが、セガールのアクションのキレが半端無いので、それだけで鑑賞に堪えうる出来になっています。


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ヘンリー・シルバと言えば、ビル落下大スタント(勿論、落ちているのはスタントマンですが)。本作でもシルバの手下がオマージュ・ジャンプを敢行しています。

いや、それにしても縦横の尺間違えてんじゃないかと思うくらい細い。セガール、1日1回これ観て少し痩せろ。


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