「刑事ニコ/法の死角」
(1988年/アンドリュー・デイビス監督)
冒頭、自身の写真をコラージュしながら、生い立ちをモノローグで説明。
7歳でイタリア移住者としてシカゴに移り住み、17歳で来日、合気道を極める。
この頃、CIAにヘッドハンティングされ、22歳で特殊工作員としてベトナムへ。
この実から虚への以降があまりに自然だった為、以降、セガールのプロフィールには“元CIA特殊工作員”という肩書きが踊ることになります。
その後、CIAをリタイアしたセガール、じゃないニコ・トスカーニはシカゴで刑事に。
本作はセガールのデビュー作ですが、相棒にパム・グリア、新妻にシャロン・ストーン、宿敵にヘンリー・シルバと共演が超豪華。
本人は製作、原案にも名を連ね、脚本には「エイリアン」の原案、「ゾンゲリア」の脚本を担当したロナルド・シャセットが参加。
スティーブン・プレスフィールド、アンドリュー・デイビスとの共同脚本ですがスタッフも豪華。
初主演(と言うか初出演)でこの扱いは破格なのでは? どんな工作したんだセガール?
お話はアラが目立ちますが、セガールのアクションのキレが半端無いので、それだけで鑑賞に堪えうる出来になっています。
ヘンリー・シルバと言えば、ビル落下大スタント(勿論、落ちているのはスタントマンですが)。本作でもシルバの手下がオマージュ・ジャンプを敢行しています。
いや、それにしても縦横の尺間違えてんじゃないかと思うくらい細い。セガール、1日1回これ観て少し痩せろ。