デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

良作。でも蛇足だと思う。 インシディアス 第2章

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良く練られた脚本だと思います。伏線の貼り方が巧く、キャラも立っています。
 
それでもやはり蛇足と感じてしまうのはそれだけ1作目が良く出来ていたという事でしょうか。
 
インシディアス 第2章」(2013年/ジェームズ・ワン監督)
 
前作から直球で地続き。出演者全員続投。なので、まずは1作目を観ないと完全置いてきぼりを喰らいます。
 
で、恥ずかしい事に私が前作を覚えていない(大丈夫か、俺?)。
 
自分の過去記事を検索してレビューを確認。「おお、そーだった、そーだった」便利だなあ、曼荼羅畑(重ねて自問。大丈夫か、俺?

★前作のレビューはこちら

  

“あっちの世界”へ幽体離脱して息子を取り戻したお父ちゃんでしたが、こっちに帰還の際、ちょっとした不手際(?)が。

 

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再び心霊現象に悩まされるご家族一同。事の発端はお父ちゃん子供時代の除霊騒ぎ。
 
霊媒師エリーズ(リン・シェイ)とお父ちゃん母ロレイン(バーバラ・ハーシー)の若い頃が描かれますが、どちらもそれっぽい女優さんで“いい感じ”でした。
 
そこそこ風呂敷広げた割には前作からの伏線もきちんと回収しており、後付で作った話ではなく、まとめて1本な感じで構想されたのではないでしょうか。

 

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半面、“前作で終わっておいても良かったんじゃね?”な思いもあり。何となくブルース・ブラザース2000と似たような(こっちは完全後付企画ですが)印象を持ってしまいました。
 
続編作る気まんまんの終わり方でしたが(第3章の企画は既にスタートしているようです)、「ソウ」みたいなグダグダシリーズに堕してしまわない事を祈ります。

 

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霊媒師エリーズとその助手二人(スペックス&タッカー)↑は安心感+コメディリリーフというホラー映画に於ける一服の清涼剤的キャラなので、彼らメインのスピンオフなら続投OKです。
 

 

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