“♪Other Bands Play MANOWAR KILL!”
“他のバンドは演(や)るだけだが、マノウォーは殺(や)るんだ!”
かつてこれほど日本語に訳しやすい歌詞があったでしょうか。
LOUD PARK14を直前になってキャンセル(ロサンゼルス港火災の煽りで機材積み込んだ船便が遅れたのが原因だとか)したマノウォーの単独公演に行ってまいりました。
耳がまだ疼いています(←この原稿は帰宅直後に書いています)。
「MANOWAR来日公演」(2014年10月30日/Zepp Diver City Tokyo)
チケットの次に忘れてはならないもの、それは耳栓。
ギネス認定“Loudest Band in The World”だった人達です。メタル鑑賞は健康管理から。
“♪We Don't Attract Wimps 'Cause We're TOO LOUD”
開演前アナウンス「本公演の音量は非常に大音量を発するものとなりますので、各自自己管理をお願いします。気分が悪くなるなどした場合は無理をせずお近くの係員にお声かけください」
この告知に湧き上がる会場(笑)。
“♪True Metal People Want To Rock Not Pose”
小ぶりな会場にはメタラー(いや、マノウォリアーか)を自称しているであろう野郎どもの血気と殺気と加齢臭が充満。爆発の時を今や遅しと…。
開幕は定番「MANOWAR」。続いて「Blood Of My Enemies」「Kill With Power」「Sign Of The Hammer」。
この見ただけでメタルと分かるタイトルが堪りません(笑)。
今回の公演は背後のスクリーンが大活躍。
お爺ちゃんが孫に語って聞かせるベッドタイムストーリーであり、Blood of the Kingsの前口上でもあるThe Warrior’s Prayerをスケールアップして映像化。これだけでもエライ金掛かっていると思います。
中央はモスクワでの上映風景。右は収録のメイキング映像から。
終盤では、マノウォーがリスペクトを捧げる人々(故人)が次々と。
黒澤明、三船敏郎、そしてロニー・ジェイムス・ディオと元ドラマーのスコット・コロンバス。
ロニーがジョーイとにこやかに談笑し抱き合う映像が流れた時は泣きそうになりました。
ぐおお、耳栓していてもベースとドラムの音圧が体を揺らす…。さて、こいつをどこで外そうか…。
「Hail And Kill」よし、ここだ!
“♪Hail, Hail, Hail and Kill !”
全身が重低音に蹂躙される快感(明日は仕事にならんな…)。
セットリストは以下の通り。
1.Manowar
2.Blood of My Enemies
3.Kill With Power
4.Sign of the Hammer
5.The Lord of Steel
6.The Dawn of Battle
7.The Warriors Prayer(VTR)
8.Blood of the Kings
10.Heart of Steel
11.Bass Solo
12.Wheels of Fire
13.Hail and Kill
14.Kings of Metal
15.Joey's Speech(日本語で!)
16.Warriors of the World United
17.Black Wind, Fire and Steel
アウトロのThe Crown And The Ringまで含め大半が「Kings Of Metal」から(ってかほぼ全曲演ったんでね?)。
お気に入りの「Number1」や「The Gods Made Heavy Metal」が聴けなかったのは残念ですが、ジョーイ・ディマイオとひとつ屋根に下にいられただけで幸せです。