デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

宮子! ひだまりスケッチ/同365[北米版BD-BOX]

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「宮ちゃんて星座詳しいんだね」
 
「うん。ちょっとの間だったけど、北極星を頼りに移動していた事があったから…」
 
宮子、君は一体…。
 
ひだまりスケッチ」「ひだまりスケッチ365」2007年1月-3月/20087-9月/新房昭之監督)北米版BD-BOX
 
普通科と美術科が併設された私立やまぶき高校の正門前。ほぼゼロ距離通学を可能にする小さなアパート“ひだまり荘”。
 
2階建て全6室。美術科の変わり者が集まると言われるひだまり荘2階に越してきた新入生、ゆの
 
隣室には同じく新入生の宮子が、下の二部屋には1年先輩のヒロ沙英(さえ)が。
 
という4人を主人公にしたゆるふわな日常…なのですが、監督が監督なのでどこか。感覚のパースが崩れていると言うか独特ながあるような(特に1期)。
 
実景トーンの嵌め込みや極端に簡略もしくは抽象化された背景がシュールです。
 
時間軸を完全にシャッフルして、月も季節も時には年号すら跨ぎ戻る不連続エピの面白さ。
 
キャラのイチオシは何と言っても宮子
 
貧乏で常にお腹を空かせていて、でも天真爛漫で。


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引っ越しはリヤカー。鯵を開いて干物を作り、キャットフードも躊躇いなく食すサバイバー


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幼少期は盛り場を“流し”ていた“プロ”のシンガーでもあります(演歌限定)。
 
ヒロと沙英が些細な事で喧嘩をした時は、双方の言い分を聞いた上で「沙英さんが悪い!」と先輩を一刀両断。
 
2期365(1365日と平均体温36.5度をかけているんだそうな)のOPでは、毎回、宮子の食事シーンが差し替わるので飛ばす事ができません(笑)。


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もう一人、香ばしいキャラとしてゆのと宮子の担任、吉野家先生を。
 
美術の先生なのですが、中身は中…いや小学生。コスプレ命(本人的にはただの服)で色々やらかしては校長先生の熱いお説教を喰らう(でもとても生徒想いな)問題教師。


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各部屋にたむろっては、お茶してだべって食事して。こういう限りなく共同生活に近いコミュニティー、ちょっと憧れます。

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