Frank Zappa and the Mothers Were at the best place around
But some stupid with a flare gun
Burned the place to the ground
Smoke on the water, a fire in the sky
フランクサッパとマザーズ 偶然ライブをやっていた
ところが どっかのアホウが銃を撃って
あたりは火の海さ
湖上の煙 火の粉がパチパチ(訳詞:王様)
74年の日本公演映像が残っている事も驚きでしたが、「スモーク・オン・ザ・ウォーター」の歌詞の元ネタになった“新譜の録音スタジオとして使う予定だったカジノを全焼させてしまったフランク・ザッパのライブ”映像が残っていたのにびっくり仰天。
観客を冷静に会場外へ誘導するザッパのMCまで収録されています。
「ディープ・パープル ドキュメンタリー MADE IN JAPAN」(Made in Japan - The Rise of Deep Purple Mk II)
74年の日本公演に至る諸々を映像と証言で再構築したドキュメンタリー。
冒頭は1期のロッド・エヴァンスが朗々と唄う「ヘルプ」(そう、“あの”ヘルプ)。
こんな一昨日栓抜いたコーラみたいな曲にリッチ―が我慢できるはずもなく。
大鉈振るう人事改革(首切り伝説の始まりだあ)で、ギラン、グローヴァーを獲得して大変身作「イン・ロック」発表。
「ファイヤーボール」挟んで「マシンヘッド」へ。
録音のため意気揚々とカナダのモントルーにやってきたら、使用予定のカジノが目の前で全焼(因みに“flare gun”とは照明弾のこと。誰かが調子こいて会場で照明弾打ち上げたら天井に引火したみたいです)。
まあ、おかげで歴史的名曲が生まれたわけですから、カジノも燃えた甲斐があったというものです。
日本公演はギラン、グローヴァーの最終舞台でもありました。
ここいら辺の(脱退の)いきさつはこれまで想像の範疇でしたが、今回、各メンバーの証言を得た事で、かなり実像に近づいたのではないかと思います。
証言ゲストに3期のグレン・ヒューズや、瞬間非公式メンバーだったジョー・サトリアーニまで(デビカヴァは出演辞退か顔出さず)。
「不思議なことに(自分のクビの発端を作った)リッチーよりも(バンドを存続させるためリッチーの顔色を窺って自分にクビを言い渡した)ジョン・ロードとイアン・ペイスに腹が立った。リッチーは昔からああいう男だからね」(ロジャー・グローヴァー)
なんか納得(笑)。
〆は武道館公演から「スモーク・オン・ザ・ウォーター」。
何度聴いても名曲です。