「七輪で焼いた秋刀魚の美味。大根おろしに薄口醤油を加え、焦げた匂いを嗅いだ時、私の心は極楽鳥となり大空へ舞い上がるのだ。あの前衛芸術にも似た視覚的な表現と邪馬台国より伝わる日本古来の味覚とをアウフヘーベンさせたビビットな食べ物。これぞマルビの至福!」
うる星やつら第142話「お芝居パニック!面堂家花見のうたげ」より温泉マークの台詞
ここ何回か“コンビニ食”“流しそうめん”“うな重(タレのみ自作。但しレシピ無し)”と料理の工程から離れた話が続きましたが、ここで一気に巻き返し。
「幸腹グラフィティ/ななしなめ・ジュー、プシーッ。」(2015年2月19日深夜TBS放送/尋田耕輔演出)
椎名家で秋刀魚パーティが開かれる事に…と言っても招待客はりょうときりんの二人だけですが(ようやく季節は秋)。
日頃のお礼にとりょうに料理を振舞おうとする椎名ときりん。手ほどきは和洋中の三ツ星シェフに土下座させた実力を持つ露子さん。
メニューを炭火焼き1本に絞ると言う露子に反対するきりんでしたが、「日本料理は煮炊き3年、焼き一生」と諭され(凄まれ?)前言撤回。
秋刀魚に塩をまぶして切り込みを入れ、七輪に炭で火を起こし…。
手づかみでかっぷり。皮がぱりっ。押し込められていた湯気が解き放たれて…。
こ、これは堪らん。久々の深夜テロ。季節的にも道具的にも限りなく再現不能な料理だけに飢餓感ひとしお。
椎名ときりんが料理は勿論、後片付け(皿洗い)もすんなり出来ない“台所資質ゼロ”な子たちだったのはご愛嬌。
〆はりょうときりんの百合サービス。ごちそうさまでした。
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