
メガ対メカ。馬鹿ですねえ。怪獣映画のお約束ではありますが、良く思いつきました。
中身もタイトル並みに偏差値貧乏なら申し分なかったのですが…。
「メガ・シャークVSメカ・シャーク」(2013年/エミール・エドウィン・スミス監督)
冒頭、大した理由も無く、氷の中からメガ・シャーク復活。
軍はまだメガ・シャークが暴れているわけでもないのに対メガ・シャーク用特殊潜航艇メカ・シャークを開発(ゴジラのスーパーXオマージュか←違うよ!)。
操縦者はトウの立ったおばちゃん一人。バックアップは旦那一人。
メガ・シャーク復活の報を受けて早速、初陣。しかし、メカ・シャークの放った魚雷が原潜ヴァージニアを誤爆して死者436人!
二度目の対決もメカ・シャークの魚雷をメガ・シャークが弾き返して護衛艦に命中。乗員全員死亡!(完全に人災です)
意識を失ったおばちゃんの代わりに人口AI“ネロ”が自動操縦で追撃再開。最終決戦地はシドニー。
しかし、ここでメガ・シャークが暴走。陸に打ち上げられるや陸戦モードにトランスフォーム!

対メガ・シャーク用兵器のはずなのに何故陸戦用キャタピラが!? という疑問を無視して進撃開始。市街蹂躙。

メガ・シャークの制御に駆けつけたおばちゃんがいきなりメカ・シャークの口からダイブ!(旦那びっくり!)

流れだけ追っていくと面白そうなのですが、おばちゃん夫妻が子供を失っているとか、おばちゃんがそのせいでアル中になっているとか、いらん設定がお話にブレーキをかけています。
シドニーで迷子になった少女を救出するというお約束イベントがあるのですが、このガキがうざい。超うざい。
パニック映画におけるガキの存在って本当に邪魔。
旦那が大したスピードも出ていないバイクでメガ・シャークを飛び越える大ジャンプをかましたのは馬鹿丸出しでグッジョブでした。
しょぼーい〆で一件落着という安さもご愛嬌。続きは最新作「メガ・シャークVSグレート・タイタン」で。