「比企谷くん…いつか私を助けてね」
おいおい、何だよこの正し過ぎるラブコメ展開。
『俺は本物が欲しい!』と魂の叫びをあげた日の夜、比企谷八幡は自宅のリビングで悶絶しておりました。
「なぜ俺はあんな恥ずかしい事を…。んにゃぁー!死にたい!死にたいよお! 明日学校行きたくないよお! バカじゃねぇの、バカじゃねぇの、バーカ、バーカ!」
七転八倒とはこういう状態を言うのでしょう。呆れた小町が“ごみいちゃん”と足でぐりぐり(あ、ちょっと羨ましい)。
翌日、海浜総合高校とのクリスマス合同イベントのミーティングにやってきた雪ノ下と由比ヶ浜は、コンビニのレジ袋を当たり前のように比企谷に渡す一色いろはとそれを躊躇無く受け取る比企谷の自然すぎるやりとりに唖然。
そして予想を余裕で上回る駄目駄目ミーティングに唖然呆然。
とりあえず予算確保のために顧問・平塚静を訪ねたら、返ってきたのは『デスティニー・ランド』の招待券。
「君達はクリスマスの何たるかを分かっていないようだな。これをやるから少し勉強してきたまえ。それに息抜きにも…」
結局、葉山グループを含めた総勢8名でデスティニー・ランドへ。
パレードの道路封鎖で葉山グループから分断された雪ノ下と比企谷は二人でスプライドマウンテンに。
その頂点で冒頭の言葉。落ちた。二人で。落下の瞬間、撮影のフラッシュが。降りた後で雪ノ下が何かをバッグに(多分、写真)。芸が細かいなあ。
「比企谷くん…いつか私を助けてね」
最後は花火の打ち上がる中、一色が葉山に告るも玉砕、という所で幕。
てっきり帰りのモノレールまで持っていくと思っていた(冒頭の悶絶と韻を踏んで美しく終わる)ので、この切り方はちょっと意外。
とは言え、1話に納めるにはここいら辺が限界だったのかも(これでもかなり端折ってまとめている)。
次回はいよいよ雪ノ下の氷の啖呵が聞けそうです(わくわく)。