改めて全話一気観。(毎回アバンが前回の焼き直しってのを除けば)実に無駄のない簡にして潔な構成。
問題は北米版の仕様ですが…。
「シドニアの騎士[北米版BD-BOX]」
(sentai FILMWORKS/BD2枚組/約6,500円)
国コードあり。国内デッキにかけると『アメリカ/カナダ専用じゃボケ!』という表示がでます。
日本語音声は3種類、と書くと3種類の日本語があるようですが違います。
・日本語オリジナル音声5.1ch+英語強制字幕
・日本語オリジナル音声5.1ch+スペイン語強制字幕
・日本語オリジナル音声5.1ch+フランス語強制字幕
の3種類。豪儀な嫌がらせです(笑)。
別途、「英語吹替5.1ch字幕無」「スペイン語吹替2.0ch字幕無」があるので都合5種類の音声選択ができるのですが、ここまで来るとちょっと腹立ちますね。
台詞以外に看板やオペレーション画面の日本語にも英語テロップを被せられるので、うるさいったらありゃしません。
ただ、一応気を使っているのね、と思ったのは、ヒロキの「ナガテへ。この先入るな」という手書き看板には手書き風のテロップが、エナ星白が書いた“ながて”にはちゃんと鏡文字の字幕が付いていた事。
折角なので「英語吹替5.1ch字幕無」も視聴。これが思いのほかいい感じ。
かなり原語のイメージに近いキャスティング。ほとんど違和感がありません(特に纈と弦打。残念ながらヒ山さんの存在感だけは本人に遠く及びませんでした)。
攻撃時の各機及び司令部間のやりとりは英語との親和性が高く、クライマックスの小惑星戦は「ジェダイの復讐」を観ている気分になりました。
棄てたもんじゃないぞ、北米版。