「メガ・シャークもシャークネードもシリーズ化か。じゃったらこれも続編作ればドッカンドッカン…」
とコーマン夫妻が考えたかどうかは知りませんが(でも大筋合っていると思う)、鮫蛸まさかのシリーズ化。
「シャークトパスvsプテラクーダ」(2014年/ケヴィン・オニール監督)
シャークトパスのエンディングから始まる直球の続編。
本体は木端微塵になりましたが、卵が近くの漁船の網に引っ掛かり、海洋調査をしている女生物学者さんの手に。
お話変わって軍需兵器製造会社サイモダイン社。
ここの社長さんが、新しい生体兵器を企画して国務省に売り込みましたがあえなく没。往生際の悪い社長は“自分用”にプテラクーダを開発。
プテラクーダ…プテロダクティル(pterodactyl:翼竜)とバラクーダの合体兵器…ってちょっと待て。
バラクーダは分かる。でも翼竜ってなんだ。要するにプテラノドンだろ。恐竜じゃん。絶滅してるだろ。
「我々は極秘に太古の生物のDNAを収拾してきた」…っておい、それで説明終了か?
あと、プテラクーダって名前覚えにくい。
しかし、社長さんは「でもやるんだよ」の精神で開発に成功。
飛翔実験も成功して万々歳でしたが、獅子身中の虫が一匹。実験中にプテラクーダのコントロールを遮断すると操縦機(?)持ってトンヅラ。
が、このお馬鹿さん、逃走中に事故ってコントローラー壊しちゃってプテラクーダ制御不能。
さあどうする? といった所でシャークトパス(ムンド・デル・マー・マリンパークという所で保護、というか見世物候補として調教されていた)に白羽の矢が…。
うーん、はっきり言って退屈(1回寝落ちした)。
「メガ・シャーク」が無駄に風呂敷デカくて、「シャークネード」が荒唐無稽マキシマムなものだから、凡庸さが際立ってしまって。
「シャークトパス」(2010年)の時はまだ(存在そのものが)斬新だったのですが、4年後の続編にはちょっと工夫が足りなかったようです(生首ビーチバレーとか所々素晴らしい小ネタは挿入されているのですが…)。
でもコーマンさんには生きている限り、こういう一発ネタの映画を作り続けて欲しいと思います。