「覚えてなくてもいいじゃない。自分にとっては大事なことなんでしょ?」
最終コーナー回って過去エピの回収(と整合)モードに入って参りました。
ふと思ったのですが、我々は「涼宮ハルヒの憂鬱」「涼宮ハルヒの消失」「涼宮ハルヒちゃんの消失」という異なる世界線の記憶を持ち続けているわけで、これってリーディング・シュタイナーですよね。
「長門有希ちゃんの消失/第14話・彼女の戸惑い、第15話・彼の迷い」(2015年7月4日11日深夜BS11放送/和田純一監督)
無事、元の人格に戻った長門有希。しかし、入れ替わっている時の長門に告白されたキョンは意識しまくり行動不審。
時に7月7日。「笹の葉ラプソディ」。
試験を終えて文芸部にカムバックしたハルヒに心情を語るキョン。
「おかしな話だけどな。相手が覚えていないのに意識してんだからな…」
相手が覚えていないのに意識しているのはハルヒも同じ。
「7月7日。あれからもう4年か…」
“あの頃の私は、日に日に得ていく常識の中で、失われていく非常識に絶望していた。でもそんな時、嫌々でも手伝ってくれて、私に同意してくれるアンタに…救われたんだと思う”
変わって翌15話はキョンのモノローグでスタート(何と言う安定感!)。
こっちのキョン妹はパワフル。打点の高いドロップキックを次々キョンに。
「孤島症候群」の小ネタを挟んで、どこかで見たような、それも続けざまに8回観たようなイベントが。
9回目のセミ獲り合戦(長門のヘラクレスオオカブト捕獲もお約束)。
夜は肝試しからホタルの乱舞する景勝地へ。
やはり朝倉さんと鶴屋さんが加わる事で醸し出される『オールスター感』が心地良いですね。
次回、いよいよ最終回。この世界線ではどのような結末が待っているのでしょう。