デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

清々しい大嘘。 クラーケンフィールド/HAKAISHIN(の誇大ジャケ)

イメージ 1まずは左のジャケットをご覧ください。
 
台座からもぎ取られ海中に没しようとする自由の女神(首もげ)、その周りをうねる謎の巨大触手(印象としてはオクトパス)、煙に包まれる摩天楼と上空を飛び交う無数のヘリ
 
素晴らしい! これぞ海洋モンスター・パニック・アドベンチャー
 
全部です(笑)
 
自由の女神など遠景にも映りません(ロケ地はカナダ)。勿論、ニューヨークが火の海になることもありませんし(カナダだし)、ヘリなぞ1機も登場しません。
 
触手の正体はイカ
   
「クラーケンフィールド/HAKAISHIN2006年/ティボー・タカクス監督)
 
このハンガリー人の監督さん、1990年に「ハードカバー/黒衣の使者」アボリアッツ・ファンタスティック映画祭グランプリとか獲っちゃっているのですが、その後の監督作は「トルネードストーム」「殺人鼠KILLER RATS」「キラー・モスキート 吸血蚊人間」「ブラックホール 地球吸引」「メガスネーク」「壊滅暴風圏」「アルマゲドン2011」など香ばしいものばかり。
 
一目で「クローバーフィールド/HAKAISHA(写真下)のバッタモンと分かるジャケですが、「クローバー~」は2008年なので実は「クラーケン~」の方が先。
 
ただ、ハピネットのソフト発売が2009年なのでこのようなタイトル&ジャケになったのだと思います(ハピネットさん、いい絵師を抱えておいでで…)。
 
さて、肝心のお話ですが、基本はトレジャー・ハンティング
 
沈没船のお宝探し(&奪い合い)をしていたら守護神のような大イカがいて大騒ぎ。
 
要するにザ・ディープ1977年/ピーター・イエーツ監督)のウルトラ安普請版を作ろうとしてアクセントでイカを足した…まあ、そんな感じです。
 
話のスケールだけで言えば、“近所の雑木林にエロ本が大量に捨ててあって、拾いに行きたいんだけど傍に野良犬がいるので迷っていたらガキ大将に見つかり「さっさと取ってこいやコラ」と脅されて涙目”と大差ありません。
 
ジャケのイメージと実際の内容の落差が激しすぎていっそ清々しいです。
 
主役のチャーリー・オコンネルは「ダブルヘッド・ジョーズ」にも出ていました。
 
ヒロインのヴィクトリア・プラットは「新トレマーズ/モンゴリアン・デス・ワームの巣窟」に。
 
オールスターですね(青字のタイトルはクリックするとレビューに飛びます)。→すみません、リンク先のyahooブログが閉鎖になったので、記事にはたどり着けません。

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