デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

怪獣と戦うのは自衛隊の伝統。 GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり♯3-4

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『怪獣と戦うのは自衛隊の伝統だけどよお!』


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メインヒロイン総登場、怪獣バトルにGATE内外の政治的策謀。出し惜しみの無さとバランスの良さ。かなり“いい感じ”になってきました。
 
GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり/第3話・炎龍 第4話・見知らぬ地へ」201572431BS11放送/京極尚彦監督)
 
炎龍に焼き払われたエルフの森。たったひとり生き残った少女。
 
炎龍の襲来を恐れて故郷を捨て、当ての無い旅に出る村人。その中に魔法少女
 
随伴する自衛隊・第3偵察部隊の前に現われたゴスロリ神官
 
一気にヒロイン勢ぞろい。炎龍の襲撃をエルフ、ゴスロリの協力を得て辛くも退けた伊丹 耀司(いたみ ようじ)は、彼女らと身寄りを亡くした子供達を“難民”としてベースキャンプに連れ帰ることに。


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この辺りの流れ(怪我人や老人、身寄り無き者を見捨てる村長と、その事実を受け止め、彼女らを引き取る伊丹)に、正義とか熱血という因子が全く入っていない(ひとりよがりの傲慢さが無い)のが良い。
 
一見スチャラカですが、伊丹という人、実に有能な指揮官なのでは。
 
何気に部下の黒川 茉莉(くろかわ まり。二等陸曹)にもフラグ立ててるし。

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「二尉(兄ぃに聞こえる)ならそう仰ると思っていました」
 

ベースの様子は、彼女ら(特に魔法少女レレイ・ラ・レレーナ)の視点で“異文化”として捉えられます。


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「門の向こうには私たちの知らない世界がある」

一方の人間界では、相変わらず居丈高に糾弾することしか知らないマスコミが騒ぎ、


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「特地での戦闘被害者の数を明確にして頂きたい!」
 
何とかGATEを我が物にしようとする隣国が暗躍し、


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「永田町は知りたがっている。特地は世界の半分を敵に回すだけの価値があるのか」
 
異世界側では、3皇女ピニャ・コ・ラーダが帝国の漁夫の利作戦(近隣諸国を自衛隊にぶつけて潰してしまおう、という実の父の腹黒さ)を知ることに


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「姫、ワシら連合諸王国軍の敵は背後にあった。帝国こそが我らの敵だったのだ!」
 
様々な視点の錯綜がお話のスケールを大きくしています。

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