という訳で3期開始前に2期のおさらいを。
2期には少々不満がありまして。それは無駄にあかりを主役押ししたこと。
主役でありながら主役オーラゼロのあかりは自虐ネタで初めて光るキャラ。出すぎず目立たず、時折後ろ向きな話題で軽い笑いをとる、という使い方が正しいと思うのですが、何を考えたか本当に主役っぽい扱いに。
1話冒頭の“あかりは人気者”シチュは2秒で夢オチと分かるのに、これを延々引っ張る引っ張る。
遊びに行く時にひとり電車に乗り遅れたあかりが、次の電車がくるまで待合室で待っている様子(独り芝居)の長回しとか、「いや、俺が見たいのはそれじゃない」感満載。
思うに全登場人物の中であかりだけカプが成立していないというのが設定上の致命傷。
京子×綾乃、京子×結衣、結衣×ちなつ、櫻子×向日葵、そして全てのカプをおかずに出来る千歳、という人間関係からあかり独りが浮いています。
唯一、あかりとカプになれるのは、偏執的シスコンの姉・あかねだけでしょう。
で、この変態姉妹(いや、変態なのは姉だけですが)の冒険を描いたのが、
「第11話・時をかけるあかり」(荒井省吾演出)
部室で見つけたタイムマシンで過去(中学校入学直前)に飛ばされたあかり。
着いたと同時に機械は故障。自宅には小学生の自分がいるので家にも帰れず。姉あかねに全てを打ち明けたところ、変態姉はダブルあかりゲットに狂喜乱舞。
匿うためと称して毎晩添い寝。興奮のあまり眠れず睡眠不足に。
果たしてあかりは未来に戻ることができるのか?
まあ、脱力かつ腰砕けな最低のオチが待っているのですが、あかりメインで唯一楽しめたエピでした。
できれば、あかりの出番は最小限に止めて、京子×綾乃か京子×結衣、賑やかしで京子×ちなつ(いずれにしても京子メイン)で話を進めてもらえると嬉しいのですが…。