デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

何故ノーランとは相性が悪いのだろう? インターステラー

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『人類はこの星で誕生したが、ここで死ぬ必要はないだろ』

Mankind was born on Earth. It was never meant to die here.

インド、アメリカから空軍がなくなって10年の近未来。絶滅オープンリーチの人類を救うため第二の地球を見つけるプロジェクト“ラザロ計画”が極秘裏に。

選択肢はふたつ。移住可能な星を見つけてまるっとお引越しするプランA。一握りの人間と5千以上の冷凍受精卵を打ち上げて“種”を残すプランB

しかし、この計画にはひとつ大きな嘘が…。

インターステラー

2014年/クリストファー・ノーラン監督)


メメント」「インセプションの時も感じましたが、どうもノーラン監督とはイマイチ相性が悪いみたいです。

面白いのは間違いなくて、169分一気に観せ切る豪腕も認めるのですが、理に適っているようで語るに落ちる的安普請さがあると言うか。

2010年」同様、宇宙に飛び立つまでの40分がちと退屈。

人類のドン詰まり感が、食料危機という側面からしか語られない(しかもカメラは主人公のコーン畑のある町から1歩も出ない)のも不満。


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もう少しデストピアな描写があれば、主人公達の「地球を救わねば!」な切迫感が出たと思うのですが…。


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音楽はハンス・ジマー。時折、ツァラトゥストラの余韻的オルガンっぽい音が入る所をみると、やはり意識しているのでしょう。

異なる時間経過もお約束。


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『待ちくたびれたよ』
『何年経った?』
234ヶ月と8日だ』

結局、この手のSFを観て思うのは、

「2001年」は本当に色褪せないんだなぁという感慨と、

トップをねらえ!は本当に面白かったんだなぁという妙な感想だったりします。

ネタが割れると興を削ぐので、お話のキモには触れませんが、序盤で主人公(マシュー・マコノヒー。元パイロット兼エンジニア)の娘が問題を起こしたと担任女教師に呼び出されるシーンがあります。

何をしたのかと思えば、アポロ計画の話をしたのがよろしくないと。この時代の改訂版教科書にはアポロ計画ソ連の破産を狙った捏造』と記載されているようで。

『月面着陸を信じてないのか?』

『あれは実に賢いプロパガンダだったと思っています。ソ連は破産したわ。ロケットやガラクタに金を注いで…』

『ガラクタだと?!』

結果、娘は停学。まったく今も未来も教師ってのはロクな事教えません。


★ご参考 

 

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