デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

クラシックロック探訪3 ラウダー・ザン・ヘル/マノウォー (そして追悼:ガンナー・ハンセン)

 
In The Beginning There Was Silence AndDarkness All Across The Earth
(はじめに静寂と暗黒が地球上を覆っていた)
 
The Gods Made Heavy Metal And They Saw That It Was Good
 (神々はヘヴィ・メタルをお創りになり、それを見てよしとされた)
 
They Said To Play It Louder Than Hell We Promised That We Would
(神々はこれを地獄より大きな音で演奏せよと言い、我々はそのようにすると約した)
 
When Losers Say It's Over With You Know That It's A Lie
(負け犬どもがメタルは終わったなどと言っても、そんなものは嘘っぱちだと分かる)
 
The Gods Made Heavy Metal And It's Never Gonna Die
(神々が創り賜いしヘヴィ・メタルは永遠に滅びることはないのだ)
 
何と壮大な、何と自己完結したヘヴィ・メタル賛歌(訳は適当ですが)。神(GOD)ではなく、神々(GODS)となっているのが素晴らしい。
 
「ラウダー・ザン・ヘル Louder Than Hell/マノウォー MANOWAR
 
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1980年、「偽メタルに死を」(Death to False Metal)を合言葉に生まれ、メタルという神話世界に生きる4人組の96年作。
 
かつて「世界で最もうるさいバンド」としてギネス世界記録に登録(記録は139db)。
 
逸話には事欠かない文字通り“お騒がせ”なバンドです。


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右手首を左手で掴んで頭上にかざす、これがマノウォー・サイン。
 
このアルバムにはもう1曲、マイ・フェイバリットな楽曲が。
 
Today Is The Day All The Training Through
 (今日こそ成果を見せる時)
 
We Have Come For The Number One Not The Number Two
(我々は1番になるためにここに来た。断じて2番ではない)
 
Play From The Heart Today We Will Overcome
(今日は心を込めてプレイしよう。我々は必ず成し遂げる)
 
When The Game Is Over All The Counting IsDone
(試合終了と同時に全ての裁可は下される)
 
We Were Born To Win Number 1
 (我々はナンバーワンになるために生まれてきたのだ)
 
タイトルはまんま「ナンバーワン」(くどいようだが訳は適当だぞ)。初めて聴いた時は目頭が熱くなりました。
 
うっかり“♪ひっとりひとりがおんりいわん”とか言う風呂で屁をこいたような曲を聴いてしまった時の耳直しにしています(聴くクスリ)。
 
昨年の来日公演レポートはこちら→音圧に蹂躙される悦楽。 マノウォー来日公演

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いつも心にチェンソーを。 追悼:ガンナー・ハンセン
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初代レザーフェイス、ガンナー・ハンセン氏がお亡くなりになりました。

11月7日。メイン州の自宅で。膵臓癌。68歳。

追悼記事はまた改めて。ご冥福をお祈りいたします。


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